Deadline Scotland
2009 年3月2日(月)

故郷が恋しいジェラード・バトラー

カーラ・スリーマン記

セクシーなスコットランド人のジェラード・バトラーは故郷を恋しく思っている――90年代初頭に卒業するとすぐに転居したにもかかわらず。

現在米国で暮らしているが、彼の心はいつでもスコットランドにあると言っている。

「人々や田園地帯が懐かしいよ。スコットランドはとっても美しい国だし、戻ってふるさとを見るたびにぼくにとってはとてもセラピーになるし、なにもかも ゆったりとしていて、たちまち活力を得て、リラックスするんだ」と言う。

『P.S. アイラブユー』と『300』のスターは、彼が恋しいのは単に美しい田園地帯だけではなく、スコットランドの人たちの冗談なんだと力を込める。

「人々やユーモアも恋しいよ。

「スコットランド人の友だちとニュー・ヨークに出かけたら、彼の言ったことで、ぼくは腹を抱えて笑ったんだ。

「スコットランドにあるものが恋しい――ユーモアのセンスやその痛烈さがね」

しかし、噂が本当だとすると、バトラーはじきに国に戻って、ロバート・バーンズの生涯についての新しい映画を作る――彼がずっとやりたくて仕方のなかった 企画だ。

ハリウッドで名が売れたので、彼は米国の住まいを離れて世界中を飛び回っている――だから、楽しめずにいるのは故郷だけではないのだ。

39歳の彼は、恋愛に関して運が悪いと明かした――自分の孤独を成し遂げた成功のせいにしてはいるが。

「ちゃんと身を固めたら素晴らしいだろうけど、同時にもし違った風になっていて、長期間の関係になっていたら、今のキャリアはなかっただろうって時々思う んだ。

「ある関係が求める犠牲を払わなくてはならないとしたら、多分いろんな点でもっと幸せだろうけど、こんなに成功していなかっただろう。

「ぼくのキャリアはここまでになっていなかっただろうね。

「キャリアを積んで、大きく前進するのを見ていると興奮してとても幸せを感じるけど、恋愛して関係を結ぶことから得る大きな幸せもあるんだ。

「そこから得る慰めと拠り所は、クレージーなくらいに忙しくて成功していて、あちこち旅行している時に得るものとは違う。だって、一日の終わりに人との結 びつきがないんだからね」

ペイズリー生まれのスターは、レオニダス王を演じた2006年の『300』で名声をものにし、後ろを振り返ることはなかった。

今年の初めに、彼は世界でも一流の広告会社の一つ、JWTにより、2009年に注目すべき人と予想された。

2009年には、このいい男は2本の新作映画でスクリーンに登場する――キャサリン・ハイグルとのロマンティック・コメディThe Ugly Truth と、アニメ映画Tales of the Black Freighter [『黒 い貨物船の物語』]で船乗りの声を当てている。


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