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「太った」ジェラード・バトラーが、美の二重基準を 終わりにした

男性はもはや体重が増えても見逃してはもらえない、 とのこと

 

エレナ・ゴーガン、ライフ・スタイル・エディター

2010年1月5日


有名人はただ見た目が良いだけで はだめで、常に完全にかっこ良くなくてはならないとされている。それが前提だ。少なくとも主流のメディアが関わっている 限りでは。そのため、女性のスターは絶えずスポットライトを浴びて、体の隅々まで分析され、バカげてはいるができなくはない基準に立ち向かわなくてはなら ない。ジェラード・バトラーは、バルバドスでの休暇中丸々とした体をあらわにして、その点での型を壊したとGawker は書いている。

 

300』での風貌は彼のライフスタイルを反映したものではないと何度も否定しているが、ジェ ラード・バトラーはメディアからいつでも、きちんきちんと運動をしているセクシーで筋骨たくましいタイプとして見られていた。そんな彼には、お腹と「おっ ぱい」は女性にとっての体毛と同じように見苦しかった。最近明らかになった休暇中の彼のパパラッチ写真は、バトラーは先に述べた映画で有名な腹筋からはは るかに遠ざかってしまったことを世界中に示した。同時に、それらはハリウッドの美の二重基準をも終わりにしたのである。

 

とはいえ、女性がたまたま余分な 体重をつけるたびにメディアから酷い扱いを受けなくなるということではない。それどころか、男性も同じ扱いを受け始めるということだ。つまり、何であれ、 常にかっこ良く見えなくてはならないということだ。適例:お腹と丸々した指の休暇中のジェラード・バトラー。

 

「バルバドスでの『300』のたくましい男ジェラード・バトラーがすっかり太っているパパラッチ写真は、誰もをう ろたえさせた。ついに男性の有名人が女性の有名人と同じ不可能な肉体基準を保つようになるようだ。(中略)長年の間、ハリウッドの主役の男性たちは、たと え主演やロマンチックなど色々であっても、最初にほっそりとした肉体でファンを惹き付けた後は、みっともなくなっても許されてきた。ラッセル・クロウ、 ルーク・ウィルソン、ヴィンス・ヴォーンを見てみたまえ。これは受け入れられることであった。太ってぶくぶくになってもなお、映画の中では女性たちが甘え る男を演じるのだ。太ったバトラーはこれを終わりにしたようだ」とGawker は書いている。

 

生憎、世界中の見出しが証明して いるように、これは冗談ではすまない。「『スパルタ人からふやけた人へ:ジェラード・バトラーは休暇に何キロかつけて、浜辺で新しい体を見せびらかしてい る』とニュー・ヨーク・ディリー・ニュースの見出しにある。『ジェラード・バトラーは、スパルタ人の筋肉が遠い昔の思い出になるにつれ、バルバドスの休暇 で太鼓腹になっている』と英国のデイリー・メイルは述べている。(中略)これらは、太り過ぎか危険なほど痩せているかでしょっちゅう憶測の源になっている オルセン姉妹などの、女性の有名人にいつも使われる見出しだ。昨年数ポンド増えて、『太ったジェシー、まだホットか?』という扱いを受けたジェシカ・シン プソン。ブリトニー・スピアーズは、2007年のヴィデオ・ミュージック賞での大失敗から体重を落としたというので、タブロイド紙の 良いカモになっている」と同じGawker は続けて述べている。

 

もちろん、ジェラード・バトラーは彼の休 暇を過ごしているのであって、パパラッチ写真は彼の許可を得ずに撮られたようだという事実はほとんど問題にならないようだ。パブリック・イメージでの戦い では、ジェラード0点、タブロイド1点だ。もっとも、ファンはいつだってそのスターが行っていることでスターを認めるのであって、(男性であれ女性であ れ)私的な時間にどう見えるかではないということを知っているだろう、と望むしかない。


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