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2006年9月1日

自然は登場人物の1人だ

2004年にアイスランドで撮影された『ベーオウルフとグレンデル』は昨晩ハスコラビオで初公開された。監督のストゥーラ・ガナーソンは、テレビの新シ リーズを撮影しているヴァンクーヴァ出身のフレッタブラディズと語った。「『ベーオウルフとグレンデル』は大変な嵐だった2004年の秋に47日間アイス ランドで撮影され、それがわたしたちにとっては実に上手く行ったように思われる。こちらの大抵の批評家はアイスランドの自然がこの映画の主要な登場人物の 1人だと言うからだ」と監督のストゥーラ・ガナーソンは述べている。

この映画は、昨夜ハスコラビオで初公開され、ヨーロッパの数カ国におけるようにカナダと米国でも上映されている。9月には英国でも公開される。「アイスラ ンドのプレミアに出席できなくてとても残念だが、生憎仕事がきつくて」とストゥーラは述べている。彼は、一昨日のスパイ活動についての諜報のテレビ・シ リーズを撮り始めた。

しかし、映画の主役であるジェラード・バトラーは、若い女性たちには大変嬉しいことにプレミアに出席した。「映画はカナダと米国の両方でとても求められ、 様々だが肯定的な批評を得ている。一種の『カルト』的な雰囲気があって、ヴァイキングの格好をして映画に来る人もいる。バス満員の女性たちがぞろぞろと上 映にやって来るーーしかも、彼女たちはジェリーのためにくるんだ」とストゥーラは言って笑った。「彼女たちの多くは米国中からバスで上映にやって来て、中 にはバスを仕立てて、カナダへの女性たちの週末旅行をして、2,3回映画を見る。それからバスで帰るんだ」

この映画はアイスランドの旅行業界を力づけている。というのも、ストゥーラがカナダで最も重んじられている新聞『グロ−ブ・アンド・メイル』紙に、それに ついて大きな記事を書いた後、沢山の北米人が映画の撮影された場所を探すためにアイスランドに旅行していると聞いているからだ。

彼は、出席できないことがどんなに残念か繰り返した。「『ベーオウルフとグレンデル』は [公開に] 困難を極め、役者や関係者の多くはまだ見ておらず、わたしは彼らと一緒にその場にいたかった」と、アイスランドで生まれ、6歳で両親とカナダに渡ったス トゥーラは述べている。彼は映画にかかって全部で6ヶ月アイスランドで過ごした。

『ベーオウルフとグレンデル』はカナダで4週間ベストセラーに入った映画で、4月に初公開の後16週間に渡って上映された。

(訳注:Heidijmさんがアイスランド語から英語に訳してGB.Netに載ったものを、ここで日本語に重訳しました。記事の中には若干公開の事実につ いての誤認があるかと思われます。この記事の時点でのヨーロッパでの公開は映画祭でのもので、一般公開ではありません。正確な公開の事実については、本サ イトの公開歴のページを参照して下さい。また、アイスランド語の読み方はわからないの で、「ハスコラビオ」「フレッタブラディズ」は間違っているかもしれません。)

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