Daily Mail
ファインズがアンチ・ヒーローをやる:『コリオレイナス』初の大画面での映画
レイフ・ファインズは舞台で殺
人マシーンを演じて以来、シェイクスピアのアンチ・ヒーロー『コリオレイナス』をスクリーンに上げることに取り憑かれていた。
10年後、彼は中心的な役を演じると共に、その映画を監督している。
彼はセルビアの特殊部隊の兵
――その多くはレンガ作りの屋外便所のようだ――を説得して、つまりは、自分たちを演じさせた。
彼らは自分たちの戦車も持ってきた。ファ
インズは、戦いあう部族たち、痛烈な政治的無慈悲、息子に対する母親の野心についての映画を現代に設定し、その場面のいくつかは帝国の終末のように見え
る。
それは撮影技師のバリー・アクロイドのお
陰だ。彼は、オスカーを受賞した『ハートロッカー』、ケン・ローチの『麦の穂を揺らす風』、ポール・グリーングラスの『グリーンゾーン』を撮った。
『コリオレイナス』はベオグラード周辺で撮影されている。軍と地元の役
者を使うだけではなく、ファインズは一流のキャストを惹き付けることもできた。
ジェラード・バトラーがコリオレイナスのライヴァルであるタラス・オー
フィデイアスを、ヴァネッサ・レドグレイヴが彼[コリオレイナス]の恐るべき母親ヴォラムニアを演じることに同意した。
バーバラ・ジェフォードがゲインズバラのアルメイダ劇場でファインズの
相手のその役を演じ、彼女の切れの良い演技が今もわたしの脳裏に焼き付いている。
しかし、レドグレイヴがその役とはとてつもないという話だ。ブライア
ン・コックスが抜け目のない元老院議員メニーニアス役を、ジェシカ・チャステンが元老院議員の妻の役を引き受けた。
ジェイムズ・ネズビット、ジョン・ケイニー、ポール・ジェッソン、モ
ナ・ハモンドがその他の主要な役に取り組む。
チャンネル4のアンカー、ジョン・スノウが夕方のニュースのブロード
キャスターとして顔を出し、歌手のウィル・ヤングがテレビ・レポーターとしてカメオ出演している。
実は、ヤングには画面の背後でもっと広い役割がある――彼はこの映画のエクゼクティブ・プロデュー
サーの一人なのだ。彼とファインズは昨年のミーティングの後、友人になった。