Daily Mail

2010年 5月7日

 

ファインズがアンチ・ヒーローをやる:『コリオレイナス』初の大画面での映画

 

レイフ・ファインズは舞台で殺 人マシーンを演じて以来、シェイクスピアのアンチ・ヒーロー『コリオレイナス』をスクリーンに上げることに取り憑かれていた。

10年後、彼は中心的な役を演じると共に、その映画を監督している。

彼はセルビアの特殊部隊の兵 ――その多くはレンガ作りの屋外便所のようだ――を説得して、つまりは、自分たちを演じさせた。

 

彼らは自分たちの戦車も持ってきた。ファ インズは、戦いあう部族たち、痛烈な政治的無慈悲、息子に対する母親の野心についての映画を現代に設定し、その場面のいくつかは帝国の終末のように見え る。

それは撮影技師のバリー・アクロイドのお 陰だ。彼は、オスカーを受賞した『ハートロッカー』、ケン・ローチの『麦の穂を揺らす風』、ポール・グリーングラスの『グリーンゾーン』を撮った。

『コリオレイナス』はベオグラード周辺で撮影されている。軍と地元の役 者を使うだけではなく、ファインズは一流のキャストを惹き付けることもできた。

 

ジェラード・バトラーがコリオレイナスのライヴァルであるタラス・オー フィデイアスを、ヴァネッサ・レドグレイヴが彼[コリオレイナス]の恐るべき母親ヴォラムニアを演じることに同意した。

バーバラ・ジェフォードがゲインズバラのアルメイダ劇場でファインズの 相手のその役を演じ、彼女の切れの良い演技が今もわたしの脳裏に焼き付いている。

 

しかし、レドグレイヴがその役とはとてつもないという話だ。ブライア ン・コックスが抜け目のない元老院議員メニーニアス役を、ジェシカ・チャステンが元老院議員の妻の役を引き受けた。

 

ジェイムズ・ネズビット、ジョン・ケイニー、ポール・ジェッソン、モ ナ・ハモンドがその他の主要な役に取り組む。

チャンネル4のアンカー、ジョン・スノウが夕方のニュースのブロード キャスターとして顔を出し、歌手のウィル・ヤングがテレビ・レポーターとしてカメオ出演している。

実は、ヤングには画面の背後でもっと広い役割がある――彼はこの映画のエクゼクティブ・プロデュー サーの一人なのだ。彼とファインズは昨年のミーティングの後、友人になった。



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