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2008 年6月7日

撮 影中に病気になった時にマドンナが看病してくれた、とスコットランド人のスター、ジェラード・バトラーは明かす

2008年6月7日 リック・フルトン独占記事

マドンナは、夫が新しい映画を制作している間、ジェラード・バトラーの世話をしていた。

マテリアル・ガールは、38歳のスコットランド人がガイ・リッチーの映画 RocknRolla のセットで細菌感染したとき、フローレンス・ナイチンゲールに変わった。

「彼女は素晴らしかったよ」とグラスゴー出身の俳優はにやりとして言った。「ものすごく素敵だった。

「彼女はぼくの看護士をしてくれたんだ。ぼくは映画の途中で病気になったんでね。彼女はあらゆる薬を持って現れた。実際、最初に会った日なんか、『あなた が病人なのね。これ飲んで、あれ飲んで』ってな具合だったよ。喉と胸が感染して、ぼくは本当にダウンしてたんだ。

「マドンナは色々とよく考えて、ぼくが良くなるのを助けてくれたよ」

それは、ジェラードの弁護士としての人生とはかけ離れた世界だが、ハリウッドのギャルたちは、彼のハリウッド初の大作『300』で腹筋を見せたセクシーな スコットランド人に、やたらに興味があるようだ。

彼はすでに2004年の『オペラ座の怪人』の映画版にタイトル・ロールで出ていて、2003年の『トゥームレイダー2』でアンジェリーナ・ジョリーと並ん でAリストの資格を示している。

『300』で筋肉ムキムキのスパルタ王レオニダスを演じてから、『P.S. アイ・ラブ・ユー』で心を溶かし、現在はまた別のロマンチック・コメディThe Ugly Truth を、Knocked Upと『幸せになるための27のドレス』の魅力的なキャサリ ン・ハイグルと撮っている。

昨年の夏に RocknRolla を撮り終えているが、これは英国では9月まで公開にならない。しかし、彼はそれ以来ファミリー・アドベンチャー映画『幸せの1ページ』(ニムの島)に出て いて、これは先月公開された。

[『つぐない』のロビーや『ナルニア』第1章のタムナ スさん役の] ジェームズ・マカヴォイと並んで、ジェラードは金ぴかの街 [ハリ ウッドのこと] のスコットランド度をアップするのに役立っている。

ロサンジェルスのホテルで時間を割いてくれて、彼は言った。「ぼくとジェームズにとって、状況はかなり良くなって来ている。

「彼は世界中に火をつけている。でも、たまたま今は運良く2人のスコットランド人だったのか、来週は2人の英国人になるかもしれないのか、わからない」彼 は笑い始めた。だが、ジェラードは、彼とジェームズの成功がお互いに得る所があるとは思っていない。

首を振りながらこう言った。「ぼくの成功がジェームズのキャリアに影響しているとは思わないし、彼の成功がぼくのキャリアになんらかの影響を与えていると も思わない。

「しばらく前のジュード・ロウやユアン・マクレガーが活躍していた頃は、彼らがハリウッドの大作映画にスコットランド人や英国人がもっと受け入れられる下 地を作ったかもしれない。

「でも、今はそうじゃないと思う。ジェームズがぼくのお陰で役を得ている訳でも、またその逆でもないと思う。彼は優れた俳優だから役を得ているんだと思う ね」

両親がグラスゴーからモントリオールへ移ったとき、ジェラードは生後6ヶ月だった。1年半後、両親が離婚すると彼らはペイズリーへ戻った。

彼はニュー・ヨークに自分の家を築いたが、ホームシックであることを認めている。

「スコットランドの何もかもが恋しいよ」と彼はため息をついた。「あそこが大好きだ。戻りたいけど、ぼくがあそこにいる訳にいかない理由があるからね。ぼ くのキャリ アさ。

「でも、何よりも、人間味と田舎が恋しい。

「だけど、スコットランドについて一番好きじゃないのは、あのとてつもなく有名人をけなす風潮だよ。

「世界を旅すると、どこの国にもそれがあることがわかる。誰もがおまえを妬んでいると言うんだ。さもなければ、成功するとつらくあたるので、『ほんとうか よ?』と なる。

「時には、戻って人に会うとこんな具合だ。『会えて良かった。よくやっているな。君を誇りに思うよ』それでよしと思うんだが、次にこういうのを待っている んだ。『ああ、君は自分がどえらい大物だと思うかね?』」

それに、名声には責任が伴う。

ジェラードのその広い肩には、たくさんのことがかかっている。まず手始めに、 RocknRolla はガイ・リッチーにとっての成否を握っている。

この英国人監督が『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』[1998]で業界を揺るがして以来10年が経つが、それ以来 彼は実に様々なことをやってきた。

『スナッチ』[2000]は良かったが、彼のマド ンナとの[74年の『流されて・・・』の]リメイ ク映画『スウェプト・アウェイ』[2002]は、 2005年の『リボルバー』と同様に世界中で酷評された。

RocknRolla は成功しなくてはならない。

これにはジェラードがワン・ツーというキャラクターで主演しており、タンディ・ニュートン、トム・ウィルキンソン、マーク・ストロング、ジェマ・アーター ト ンが共演している。

ジェラードは述べた。「ガイは彼の初期の時代に戻ったが、ただもうちょっと成長して、巧みになったと言うのが一番いいだろう。でも、『ロック、ストックな んたらかんたら』に戻ったんだ。

「これは、ロンドンの不動産取引についてで、たくさんの人がそれに関わろうとする。三流のいかさま師から、一流のロシア人まで。そして、どのように彼らが まとまるか、についてなんだ。

「キャラクターたちが楽しく混じり合っている。すごくうまいよ。映画の一部を見たけど、すごく楽しい。本当に受けると思うね」

大見出しになってきたのは、たんにジェラードの映画だけではない。

彼は、世界でも最も性的魅力のある女性たちと次々にくっつけられて来た。その中には、ナオミ・キャンベル、女優のロザリオ・ドーソン、そしてごく最近では キャメロン・ディアスがいるが、彼は自分の人生をロリータという小さなパグ犬と共にしていると主張している。しかし、名声のそうした面やハリウッドのゴ シップは彼を落ち込ませてはいない。

「自然と、自分とそれとを分けることを学ぶさ。

「下らんことばかり言っていると思う友だちはいないよ。バカ話ばかりの奴とは仕事しない。

「そんなことに時間を無駄にしているような暇は、この人生にはないんだ」

確かに、ジェラードは月並みなカリフォルニア式の健康な生活様式をしている。

彼は10ヶ月前に禁煙し、20代にさんざん何年もばか騒ぎをした後、ソフト・ドリンクだけにしている。

彼は笑った。「ファンは、ぼくについて知ることがほとんどないことにびっくりするだろうね。

「もし調べてみたら、『これだけ? もっと期待していたのに』ってなるさ。

ジェラードがにやりとすると、彼の気の置けない性格がうつって、彼はどんな部屋でも男性的なエネルギーで明るくする。

これ [RocknRolla] は確かに彼にはうってつけで、アクションの役と、ロマンティック・コメディのセクシーな主役であることを結びつけている。

彼はオンラインの殺人ゲームを演じる死刑囚についてのSF映画 Game を撮り終えた所だ。

これは、このスコットランド人が幅広い映画をやることに向いていて、一つのジャンルに放り込まれないことを示している。しかし、それはまた、彼のトレード マークのブレスレットと宝石を身に着けるのをやめるということでもある。

彼はにやりとした。「映画を撮るたびに外さなくてはいけないのにうんざりしているんだ。また着けると、『これを身に着けている気取り屋にすぎない』って思 うのさ。だから、外しているんだよ。

「ぼくはもっとスパルタ人になるんだ」

それはおそらく、女性たちがまさに聞きたいことだろう。

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