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かがわしいジョークは、ジェラードにとってはお手のもの
Daily Express
2009年6月27日
スコットランド人俳優ジェラード・バトラーは、ハリウッドでトップの監督との食事の間中、映画の役を得るために、えげつないジョークを飛ばしていた。
グラスゴー生まれの『300』のスターは、グラスゴーで事務弁護士として働いていた時代のいかがわしいギャグを一通りやって、映画監督のロバート・ルケ
ティックに、『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』[2007]と
『グレイズ・アナトミー』のスター、キャサリン・ハイグルの、口汚い恋の主役を演じるのにふさわしいということを納得させた。
『男と女の不都合な真実』のプロデューサーたちは39歳のバトラーを、『キューティ・ブロンド』[2001]の大ヒットで最も有名なルケティックに推していた
が、監督は彼にできるか疑っていた。
ルケティックはこう述べた。「連中がジェラード・バトラーを望んでいると言ったとき、『「300」の奴だろう? キャサリン・ハイグルとコメディだって?
とんでもない』と思ったね。」
そこで、二人の男はウエスト・サンセット・ブールヴァールの上品なフランス・レストラン、ル・ドームへ食事に行くと、二人が注文をする前にもうルケティッ
クは納得していたと言う。
「ぼくは、冗談を言い、長いさしさわりのある話をしていたんだ」とバトラーは言うが、彼はいくつかのロマンティック・コメディがあまりにヤワなので、断っ
ていた。「脚本を読んだとき、よし、これはぼくだ、と言ったのさ」
「でも、ぼくじゃ口汚い主役には役不足だとロバートが思うとわかっていたから、グラスゴーの法律事務所で働いていた時代の話を掘り出したんだ。
「ほぼ毎日ジョークを飛ばす奴がいて、えげつなければえげつないほど良いんだよ。ぼくはそのレパートリーを一通りやったんだ。それが効いたんだね」
映画では、アビー・リッチャー(ハイグル)は、恋に縁のないモーニング・ショーのプロデューサーで、完璧な男を求めて絶望的なくらい恋人がいないままだっ
た。
彼女は、上司たちが彼女を筋金入りのTVパーソナリティで、男と女を動かしている不都合な真実をばらしてやると約束するマイク・チャドウェイ(バトラー)
と組ませたとき、突然気がつくことになる。アビーは気が進まないながらも、男女関係についてのマイクの理論を証明し、彼女が恋を見つける手助けをするため
のとんでもない一連のテストに巻き込まれる。
ハイグルが昨春『グレイズ・アナトミー』の撮影を終えたのは、映画の始まるほんの2日前だった。
バトラーは付け加えた。「相性は抜群だったよ。ぼくたちは最高点3つで、惚れ惚れする人たちだった」
『男と女の不都合な真実』は8月7日公開。