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2008 年7月25日(金) 午後8時18分

ジェラード・バトラー、'Watchmen' の小さな役に乗り出す

ショーン・アドラー


コミコン会場を歩き回り、出席しているファンと話していると、来年は2つの映画しかないということが明らかになった。すなわち、'Watchmen' と「その他のもの」だ。一般に、これまで書かれた中で最高のグラフィック・ノヴェルと見なされているもののザック・スナイダーの翻案に対する期待度はそれ ほど高いのだ。それ以上に高まることがあるだろうか?

これを試してみて、ジェラード・バトラーは、サン・ディエゴ・コンヴェンション・センターのてっぺんから意見を述べた。「脚本はぼくが読んだ中で最高のも の の一つだ。最高に美しく面白く書かれた脚本の一つだ」と、彼は言った。いや、ちょっと待って。実は、彼は'Watchmen' の脚本のことを言っていたのではないんだ。彼が言っていたのは、そのうちの映画にもならない20ページのことなんだ!

もっとはっきり言うと、彼が言っていたのはもちろん、'Watchemen' という宇宙の中での、コミック内コミックである“The Tales of the Black Freighter”(「黒い貨物船の物語」)のことで、'Watchemen' のDVD向けのアニメ化された短編となることになった。しかし、彼はそれが映画本編に入ることを望んでいるのだろうか?



「あれはコミックの枠組みの中に存在しているから、その点についてはみんなは違った見解を持っていると思う。あれは、コミックブックの中のコミックブック で、別のものとして扱うことができるんだ」と、彼は言う。

バトラーは幽霊海賊船のイメージに取り憑かれ、家に戻ろうとしながら、精神的にも肉体的にも衰えて行く難破者として主演する。プロットの中のメイン・アク ショ ンの多くを反映する強力なストーリーだが、またそれ自体で持ちこたえる、とバトラーは断言した。

「ストーリーは実に力強く非凡に、狂気に陥って行く所を追っている――狂気が起きつつあり、普通に狂気に陥って行く人――彼は正常な頭でそれを見ているか ら、それがどのように起きるのかこっちは理解できる。それができたら、自分と観客をずっと引っぱって行ける」

バトラーを『300』の王としてしか知らない人には、スコットランド人の俳優が、きついグラスゴー訛りの声で話すのを聞くとびっくりする。漂流者の声は別 のものになる、と彼は言った。

「別だよ。それをやる時代性みたいなものがあるんで、彼は別の時代の人で、違った話し方をするから、自然と違った声になる。それに、ぼくが普通に喋るやり 方 ではないんだ」と、バトラーは明かした。

バトラーは、まだ1つのセッションを録音しただけで、まだまだたくさんやらなくてはならないと述べた。

どう思う? バトラーは漂流者に向いた男だろうか? それが別々でも嬉しいかい? 下[のコメント欄]でぼやいてくれ。


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