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6月8日に大井競馬場で東京ダービーが行われましたが,
単勝1.0倍のシーチャリオットが2着に4馬身差の圧勝,大井二冠馬となりました.
このレースを見てふと思い出したのがブルーファミリーです.
東京ダービーで単勝1.1倍の人気になりながら5着に敗れ,
「的場の呪いか!?」とスタンドを震撼させたんですが(かなり大げさ),
さて,その「的場の呪い」とは...
ブルーファミリーは1992年9月,大井の新馬戦で1着になった後,
翌年5月の羽田盃(大井三冠の第一弾)で優勝するまで土つかずの7連勝を飾りました.
当然次の東京ダービーでは1番人気に押されるのですが,
桑島孝春騎手騎乗のプレザントに逃げ切られ,5着に敗れてしまいました.
このとき大井のスタンドは「やっぱり的場は今年もだめか...」というため息で包まれました.
『南関東の七不思議』の一つに「的場騎手は東京ダービーを勝てない」というのがあって,
「ナイター競馬で迷ったら,とりあえず的場を買え」と言われるくらい絶大な人気と実力を誇り,
重賞も勝ちまくっていた的場文男騎手が,なぜか東京ダービーだけは勝てなかったのです.
デビュー時からブルーファミリーの手綱を取っていた的場騎手に,
ついに栄冠を手にする日が来たかと期待していたのですが,
ジンクスが破られることはありませんでした.
その後も的場騎手は人気馬で東京ダービーに何度も騎乗しているのですが,
2005年現在未勝利が続いています.
的場騎手のせいでブルーファミリーが負けたのか,
ブルーファミリーのせいで的場騎手が勝てなかったのか,
この呪いはいつ解けるんでしょうか.