2005年7月の名馬


 
テューター

ブルーファミリー

1990 -

牡  鹿毛

父:*テューター
母:ノーザンファミリー

写真はブルーファミリーの父*テューター
(『日本の種牡馬録 8』より)

5代血統表




6月8日に大井競馬場で東京ダービーが行われましたが, 単勝1.0倍のシーチャリオットが2着に4馬身差の圧勝,大井二冠馬となりました.
このレースを見てふと思い出したのがブルーファミリーです.
東京ダービーで単勝1.1倍の人気になりながら5着に敗れ, 「的場の呪いか!?」とスタンドを震撼させたんですが(かなり大げさ), さて,その「的場の呪い」とは...

ブルーファミリーは1992年9月,大井の新馬戦で1着になった後, 翌年5月の羽田盃(大井三冠の第一弾)で優勝するまで土つかずの7連勝を飾りました.
当然次の東京ダービーでは1番人気に押されるのですが, 桑島孝春騎手騎乗のプレザントに逃げ切られ,5着に敗れてしまいました.

このとき大井のスタンドは「やっぱり的場は今年もだめか...」というため息で包まれました.
『南関東の七不思議』の一つに「的場騎手は東京ダービーを勝てない」というのがあって, 「ナイター競馬で迷ったら,とりあえず的場を買え」と言われるくらい絶大な人気と実力を誇り, 重賞も勝ちまくっていた的場文男騎手が,なぜか東京ダービーだけは勝てなかったのです.
デビュー時からブルーファミリーの手綱を取っていた的場騎手に, ついに栄冠を手にする日が来たかと期待していたのですが, ジンクスが破られることはありませんでした.

その後も的場騎手は人気馬で東京ダービーに何度も騎乗しているのですが, 2005年現在未勝利が続いています.
的場騎手のせいでブルーファミリーが負けたのか, ブルーファミリーのせいで的場騎手が勝てなかったのか, この呪いはいつ解けるんでしょうか.



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