Chris Evert

2006年11月の名馬


 
Chris Evert

Chris Evert

(クリスエバート)

1971 - 2001

牝  栗毛

父:Swoon's Son
母:Miss Carmie

写真は“Hall of Fame”より

5代血統表


今年のブリーダーズCクラシックに George Washington (ジョージワシントン)という馬が出走していました. 有名人の名前をそのまま馬に付けてしまうのは(特に馬の成績が芳しくなかった場合)いろいろ問題が多いと思うのですが, 過去に有名人と同姓同名(?)でしかも大活躍し,「名前負けした」などと言われなかった名馬がいます.

人間の Chris Evert(クリス・エバート)は1954年生まれの女子プロテニスプレーヤーで, 全仏オープン7勝(大会最多優勝記録), 4大大会シングルス通算18勝(女子歴代4位タイ)などの記録を持つ名選手です. コート上では表情を変えずにプレイすることから「アイス・ドール」とも呼ばれました.
一方馬の方の Chris Evert はエイコーンS・マザーグースS・CCAオークスの「ニューヨーク牝馬クラシック三冠」を制し, 1974年のエクリプス賞3歳牝馬チャンピオンに選出されました.
繁殖牝馬としても,種牡馬として大成功した Chief's Crown (チーフズクラウン)の母 Six Crowns (シックスクラウンズ) を出しており, 「クリス・エバート」の名に恥じない成績を残しています.

なお,産駒の Six Crowns の名前の由来は, 母の Chris Evert が牝馬三冠馬,父の Secretariat も三冠馬,合わせて6冠で“Six Crowns”という意味です.
恐れ入りました.



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