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7月12・13日に「セレクトセール2004」が行われます.
今年生まれたサラブレッドの競り市で,社台関連の良血馬が300頭以上上場されるのですが,
競りに出てくる馬の名簿を見ていたところ,
スマイリングカット の産駒が載っていました.
スマイリングカットの母はダイナオレンジですが,私は夏の活躍馬というとこのダイナオレンジを思い出します.
1980年代半ば,夏のローカル開催になると,*ノーザンテースト産駒の牝馬が大活躍していました.
ダイナマイン(新潟記念),
ダイナシュート(新潟3歳S,七夕賞),
ダイナシュペール(小倉3歳S),
ダイナアクトレス(函館3歳S),
ダイナフェアリー(新潟記念)など,
「平坦小回りをさらっと勝つ牝馬」というイメージの馬が多く,
1988年の新潟記念をレコード勝ちしたダイナオレンジもそんな1頭でした.
当時のレース映像を見てみると,まだ右回りの新潟競馬場を増沢末夫騎手(現調教師)を背にひゅんひゅん逃げまくり,
3馬身差であっさり勝つという,(あくまで私のイメージなんですが)典型的な*ノーザンテースト牝馬のレースをしています.
ダイナオレンジは43戦8勝の成績を残して引退しました. その後は繁殖牝馬としても活躍し,1993年生まれの センターライジング は4歳牝特(オークストライアル)を勝っていますし,スマイリングカット(1991年生)は38戦2勝, ブラッドオレンジ(1996年生)は33戦4勝と, 長く走り続ける丈夫な産駒を出しています.
夏の風物詩といえば,普通は風鈴,朝顔やスイカなんでしょうが, 私の場合は福島・新潟競馬場のファンファーレと,いまだに「ダイナ○○」という名前の牝馬です.