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安田記念では香港馬の活躍が目立ちますが,
最初に安田記念を勝った外国調教馬は*ハートレイク(Heart Lake)です.
*ハートレイクは1991年イギリス生まれ,
当初はアイルランドのジョン・オックス厩舎で調教されていましたが,
その後UAEの名門サイード・ビン・スルール厩舎に移籍し,
英愛,UAEの他,香港や日本のレースにも出走しました.
1995年,初めて日本の土を踏んだ*ハートレイクは武豊騎手を鞍上に京王杯スプリングCに出走,
ここでは5着と敗れたものの,本番の安田記念では見事優勝を果たしました.
翌年も同じローテーションで京王杯SCに出走し,今度は1着になりますが,
続く安田記念ではトロットサンダーの12着と敗れています.
勝つときは人気薄,人気になると大敗という,ある意味とても外国馬らしい馬でした.
引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬となり,
プレシャスカフェ
(CBC賞,シルクロードS優勝)などを出しましたが,
1999年9月,シャトルで供用されていたオーストラリアで交配中の事故のため死亡しました.
日本の高速馬場に適応するスピードを持ち,
種牡馬としても重賞勝ち馬を出していたことを考えると,
早世してしまったのは残念でなりません.