2003年6月の名馬


 
ナリタブライアン
ナリタブライアン

1991 - 1998

牡  黒鹿毛

父:*ブライアンズタイム
母:*パシフィカス

写真は A-PATプレゼント図書カード

5代血統表


今年は日本で2頭の二冠馬が誕生しました. 牝馬のスティルインラブ(桜花賞とオークスに優勝)と,牡馬のネオユニヴァース(皐月賞とダービーに優勝)です.
アメリカでも Funny Cide(ファニーサイド)がケンタッキーダービーとプリークネスSに勝ち, ベルモントSに優勝すれば25年ぶりの三冠馬になるはずだったのですが, 残念ながら3着に終わり,二冠で止まってしまいました.

日本で三冠馬になるためには,皐月賞・ダービーのほかに菊花賞を勝たなければなりません. つまりネオユニヴァースが菊花賞に勝てば見事三冠馬誕生となるわけですが, 日本での最後の三冠馬はナリタブライアンで,1994年に三冠レースすべてを制し, その年の有馬記念にも優勝して年度代表馬となりました.
しかし,この後G1レースに優勝することはできず,股関節炎などの病気にも悩まされ, 引退後の1998年9月27日にわずか7歳で死亡しました.

三冠馬となった後はあまりいいことがなかったナリタブライアンですが, 三冠レースの強さはすばらしいものでした.
上の写真は「ヒーロー列伝」のポスターをデザインした図書カードですが, ポスターにもあるとおり,距離が伸びるに連れて2着馬との着差も広がり, 「これでも食らえ!」というような強いレースを繰り広げました.
私は皐月賞とダービーを競馬場で見たんですが, ゴール前はもう笑うしかないような気分だった記憶があります.
まあ笑っていたのは馬券がはずれたせいもあるんですが...



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