2003年4月の名馬


 
オースミダイナー
オースミダイナー

1988 -

牡  鹿毛

父:ギャロップダイナ
母:タケノパール

(写真は月刊ハロン2002年9月号より)

5代血統表

高齢まで活躍した馬といえばミスタートウジンが有名ですが, 最高齢で重賞を勝った記録を持つのは,ホッカイドウ競馬に所属していたオースミダイナーです.

オースミダイナーは中央競馬でデビューし,6戦5勝という成績を残しています. デビュー戦以外は武豊騎手が騎乗し,もちろん将来を期待されていたのですが, 脚部不安で長期休養を余儀なくされ,ホッカイドウ競馬に移籍しました.
その後も大事に使われ,引退までに中央・地方合わせて48戦21勝をあげました.

脚部不安を克服して長く走り続けたのもすばらしいことですが, 13歳で重賞のエトワール賞(1000m)を勝ち, その前年(12歳時!)には中央競馬との交流重賞である北海道スプリントC(1000m)を制しています.
馬は高齢になるとスピードが衰えるのが普通ですが, 中央からの強豪相手にダート1000mを58秒台で走れる12歳馬というのは, とんでもないとしか言いようがありません.

オースミダイナーは昨年9月に引退しましたが, 今後も最高齢重賞制覇(13歳2ヶ月)の記録は破られることはないでしょう.
長い間ご苦労さまでした.



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