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無敗の三冠馬誕生か!?でディープインパクトが話題になっています.
「元祖無敗の三冠馬」といえば
シンボリルドルフ,
シンボリルドルフといえばロッキータイガーということで,
今月はロッキータイガーの登場です.
なぜ「シンボリルドルフといえばロッキータイガー」なの?と疑問をお持ちの方も多いでしょうが, 1985年の第5回ジャパンCで, 優勝したシンボリルドルフを追いつめたロッキータイガーの勇姿(&鞍上桑島孝春の水車ムチ)が目に浮かび, 私の中ではいまだに「シンボリルドルフといえばロッキータイガー」なんです.
雨の中重馬場で行われた第5回ジャパンCは,1番人気のシンボリルドルフが圧勝, 前走(天皇賞・秋でギャロップダイナに敗れる)の雪辱を果たし, ゴール前は大歓声に包まれたんですが, その中に「くわじま〜」というオヤジのだみ声が混じっていました.
ロッキータイガーは南関東で活躍した競走馬ですが,
1980年代は地方,特に南関東のレベルが高く,
サンオーイ,テツノカチドキ,カウンテスアップなどがしのぎを削っていました.
ロッキータイガーは前走の東京記念で宿敵テツノカチドキを下し,ジャパンCに出走したわけですが,
そのロッキータイガーでさえ「テツノカチドキの方がレベルは上」と言われたくらいですから,
南関東の上位クラスなら中央とも互角,あるいはそれ以上に戦えたのも当然でしょう.
東京競馬場の坂を駆け上がるロッキータイガーの後押しをしたのは, 中央競馬ではめったにお目にかかれない桑島孝春騎手の水車ムチと, 「くわじま〜,なんとかしてくれ〜」という涙と汗でドボドボになったオヤジの応援だったに違いありません.