2003年7月の名馬


 
Spectacular Bid
Spectacular Bid

(スペクタキュラービッド)

1976 - 2003

牡  芦毛

父:Bold Bidder
母:Spectacular

写真は"The Blook-Horse"表紙

5代血統表


6月9日にアメリカで Spectacular Bid(スペクタキュラービッド)が死亡しました. 直接の死因は心臓発作だったようですが,27歳という年齢を考えると,老衰と言っていいでしょう.
彼の死亡を伝える競馬雑誌は,上の写真のように表紙に大きく写真を載せて特集記事を組んでいます.

Spectacular Bid は2歳時,3歳時と最優秀牡馬に選ばれ,4歳の時には年度代表馬となりました.
3歳のクラシック戦線ではケンタッキーダービーとプリークネスSの二冠を制し, その後も大活躍をして生涯成績は30戦26勝2着2回, 引退レースとなった1980年のウッドワードS(G1)では,ライバルたちが対戦を嫌って次々と出走を取り消し, なんと1頭だけで走って優勝しています.

これだけの成績を残したのに日本であまり知られていないのは, 種牡馬成績がよくなかったからでしょう.
代表産駒として Spectacular Love(スペクタキュラーラブ,米フューチュリティS優勝), Spectacular Joke(スペクタキュラージョーク,仏モーリスドゲスト賞優勝)がいるぐらいで, 特に活躍したとはお世辞にも言えません.

Spectacular Bid の半弟 *ドラマティックビッド は日本で種牡馬をやっていたんですが, 皆さん知ってました?(「トリビアの泉」の世界ですね)



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