2006年5月の名馬


 
ホワイトシルバー

ホワイトシルバー

1988 -

牝  鹿毛

父:ミルコウジ
母:テットシルバー

写真はグランドチャンピオン2000
(1993年)

5代血統表


いやー,強かったですねー,天皇賞(春)のディープインパクト.
3角から仕掛て上がっていくディープインパクトに思わず「早い!」と叫んでしまったんですが, 叫びながら思い出したのは,大井の向正面から強引にまくっていくホワイトシルバーの姿でした.

ホワイトシルバーは道営から大井に移籍し,3〜4歳時はそこそこの活躍はするものの, なかなか勝ちきれないレースが続いていました.
5歳の秋,中央招待レースのオールカマー(中山芝2200m)で13頭立ての13着に敗れたのですが, その直後のグランドチャンピオン2000(大井2000m)で優勝(単勝14,200円の大穴です), その後の東京記念(大井2400m),東京大賞典(大井2800m)も制しました.

この3連勝の「決まり手」はすべて向正面のまくり,普通の馬なら直線でばったり止まるところですが, ホワイトシルバーは粘りきってしまうのです.
当時はこの「強引なまくり」を見たくて大井競馬場に通っていたようなものでした.
1994年6月の大井記念で2着入線直後に骨折し, 一時は予後が危ぶまれたのですが,関係者の懸命な治療の結果,無事繁殖馬として牧場に帰ることができました.
産駒のエドモンダンテス(2000年生,父:ジェイドロバリー)は中央で6勝をあげています.

それにしても気になるのがこの馬の名前です.
芦毛でもないのに「ホワイト」+「シルバー」って,だまされたような気がするのは私だけでしょうか.



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