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いやー,強かったですねー,天皇賞(春)のディープインパクト.
3角から仕掛て上がっていくディープインパクトに思わず「早い!」と叫んでしまったんですが,
叫びながら思い出したのは,大井の向正面から強引にまくっていくホワイトシルバーの姿でした.
ホワイトシルバーは道営から大井に移籍し,3〜4歳時はそこそこの活躍はするものの,
なかなか勝ちきれないレースが続いていました.
5歳の秋,中央招待レースのオールカマー(中山芝2200m)で13頭立ての13着に敗れたのですが,
その直後のグランドチャンピオン2000(大井2000m)で優勝(単勝14,200円の大穴です),
その後の東京記念(大井2400m),東京大賞典(大井2800m)も制しました.
この3連勝の「決まり手」はすべて向正面のまくり,普通の馬なら直線でばったり止まるところですが,
ホワイトシルバーは粘りきってしまうのです.
当時はこの「強引なまくり」を見たくて大井競馬場に通っていたようなものでした.
1994年6月の大井記念で2着入線直後に骨折し,
一時は予後が危ぶまれたのですが,関係者の懸命な治療の結果,無事繁殖馬として牧場に帰ることができました.
産駒のエドモンダンテス(2000年生,父:ジェイドロバリー)は中央で6勝をあげています.
それにしても気になるのがこの馬の名前です.
芦毛でもないのに「ホワイト」+「シルバー」って,だまされたような気がするのは私だけでしょうか.