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テレビ(地上波・CS)でも何度か放映された「新・刑事コロンボ」シリーズですが,
初期の「刑事コロンボ」と比べると,はっきり言って駄作が多いです.
今月の「奇妙な助っ人」もなんだかなあ...という作品ですが,
とりあえず競馬場や調教のシーンが見られるので,取り上げてみました.
映像よりはむしろノベライズ本の方が楽しめます.
この本の“幻のダービー馬”フィドリングブルは架空の馬ですが,
それ以外に名前の出てくる馬はほとんどが実在した競走馬で,
1996年にアメリカのクラシック戦線で活躍した Cavonnier(カヴォニエール),
Editor's Note(エディターズノート),Unbridled's Song(アンブライドルズソング)などが登場します.
そして,この年の“本物”のケンタッキーダービー馬が Grindstone(グラインドストーン),
「今月の名馬」で取り上げた
Birdstone(バードストーン)の父というわけで,
いやー,やっと話がつながりました.
(2004年9月)