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「競馬」がテーマではないのですが,
「馬」が重要な役割を演じている映画ですので,ご紹介したいと思います.
乗馬中に大型トレーラーと衝突し,右足切断という大事故に遭った少女グレース(スカーレット・ヨハンセン)と,
同じ事故で心に傷を負って暴れ馬となってしまったピルグリムが,
馬のクリニックを経営するトム・ブッカー(R・レッドフォード)によって徐々に心の平穏を取り戻していく...
という心温まるお話です.
...だったらよかったんですけど, これでは映画にならないと思っちゃったんでしょうか, 後半はグレースの母アニー(K.S.トーマス)とトムの中途半端な不倫話になってしまい, 主題の「少女と馬のトラウマが癒される」というのも最初から結末が見えてる感じで, 映画としてはあまりおもしろくないなというのが正直な感想です.
とりあえず馬が出てくるシーンがたくさんあるので,
馬好きな方はそこだけ見てください.
ちなみにこの馬はモルガンという品種で,アメリカ原産の乗馬用の馬だそうです.
映画に登場する馬は栗毛っぽい毛色ですが,
原作の小説には「ピルグリムはとても濃い鹿毛」とあり,
私が持っている本に載っていたモルガンも黒鹿毛の馬でした.
(2005年4月)