モンタナの風に抱かれて



モンタナの風に抱かれて

原題 The Horse Whisperer

制作 1998年(アメリカ)

監督 ロバート・レッドフォード

出演



ロバート・レッドフォード
クリスティン・スコット・トーマス
サム・ニール
ダイアン・ウィースト

DVD

VWDS-3480
(ブエナ・ビスタ)





「競馬」がテーマではないのですが, 「馬」が重要な役割を演じている映画ですので,ご紹介したいと思います.
乗馬中に大型トレーラーと衝突し,右足切断という大事故に遭った少女グレース(スカーレット・ヨハンセン)と, 同じ事故で心に傷を負って暴れ馬となってしまったピルグリムが, 馬のクリニックを経営するトム・ブッカー(R・レッドフォード)によって徐々に心の平穏を取り戻していく... という心温まるお話です.

...だったらよかったんですけど, これでは映画にならないと思っちゃったんでしょうか, 後半はグレースの母アニー(K.S.トーマス)とトムの中途半端な不倫話になってしまい, 主題の「少女と馬のトラウマが癒される」というのも最初から結末が見えてる感じで, 映画としてはあまりおもしろくないなというのが正直な感想です.

とりあえず馬が出てくるシーンがたくさんあるので, 馬好きな方はそこだけ見てください.
ちなみにこの馬はモルガンという品種で,アメリカ原産の乗馬用の馬だそうです.
映画に登場する馬は栗毛っぽい毛色ですが, 原作の小説には「ピルグリムはとても濃い鹿毛」とあり, 私が持っている本に載っていたモルガンも黒鹿毛の馬でした.

(2005年4月)


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