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映画自体ははっきり言って駄作です.
特に,原作(宮本輝著)を読んで感動した方は決して見ないでください.
むかつくくらいひどいです.
でも映画の後半部分は実際のレースシーン(1987年ダービー)が使われていて,迫力はまさに本物です.
というより,1987年のダービーをまず撮影しておいてから,
優勝したメリーナイスを「オラシオン」にしてそれ以前のシーンを撮影したんですね.
メリーナイスに騎乗していた根本康広騎手(現調教師)も,
オラシオンの主戦ジョッキーとしてベタベタの迷演技を見せています.
実はこの年のダービーはマティリアルが単枠指定の1番人気だったんですが,
18着に敗れたため,ダービー馬とともに映画の主役の座も逃してしまいました.
でも,もしマティリアルが優勝していたら,鞍上の岡部幸雄騎手も映画に出演していたはずですよね.
それはそれで見たいような,怖いような...
(2003年10月)