2009年9月9日,ザ・ビートルズのリマスターCDが世界同時発売になりました.
全部で14タイトルのバラ売りCDの他に「ザ・ビートルズ BOX」(定価35,800円!),
「ザ・ビートルズ MONO BOX」(定価39,800円!!)のセットも発売になったんですが,
ええ,ええ,両方買いましたよ,予約して,発売日に!
いけませんねえ,こういう大人をもてあそぶような商売は.
それに乗っかる私もどうかと思いますが.
「MONO BOX」の方は完全初回限定ということで,
すでにヤフオクなどでは定価以上の値段で出品されているようです.
もちろん売る気はないので,買ってすぐに両方とも片っ端から聞きました.
で,昔聞いていた音とあまりに違うのにびっくりです.
特に今回初めてステレオになった初期の作品は,まるで別の曲を聴いてるみたいでした.
曲によっては前のCDとテイクが違うものもあり,もうこうなると新譜も同然です.
音が全体にクリアになり,低音部の厚みも出て,今どきのバンドの音と変わらない感じです.
私が中学生の頃聞いていたLPレコードの音はこんなんじゃありませんでした.
レコードに針を落とすと,まず聞こえるのがプチプチサーサーいうノイズ,
そしてジャーン!というギターの不協和音で始まる“A Hard Days Night”...
ああ,これが青春の音じゃー!!(すみません.つい興奮してしまいました.)
メンバー4人のうちすでに2人は鬼籍に入り,録音されてから40年以上たっているのに,
こんなにクリアな音が聞けるというのは,デジタル技術ってすごいんですね.
一方,聞いてる方は難聴&加齢で高音が聞こえなくなってるし,
ブックレットのちっちゃい字が老眼で読めなくなっているのでした...
(2009年9月)