今まで、「環付ウキ」の加工についてアメブロなどでも色々と掲載してきたが、
文章と断片的な写真では、加工の経緯が判りにくいので、
「環付ウキ」の加工について図解してみる。
一眼レフにはマクロレンズがないため、虫メガネを応用して撮影。
用意するのは、
・市販の円錐ウキ。
・ローリングスイベル5−10号。
・エポキシ系接着剤
・瞬間接着剤
(↑2018.12月:使用していません)。
・プライヤー
・その他爪楊枝、串、発泡スチロール(土台)
その他各種加工用道具。
(第1STEP)
・中通しのウキ孔に合わせて、適当なサイズの
スイベルを選択する。
・ウキ孔には、タル部を合わせるため、
孔に差し込む側の環は、プライヤーで潰す。
・この時、環は潰しすぎないように注意する。
タル径がウキ孔にマッチすれば良いが、
緩い場合は、この環で孔に固定する。
・左図のように発砲スチロールに爪楊枝を立て、ウキをセットし
接着剤が乾燥するまで置いておくと良い。
この状態で、TOP孔の加工に入る。
※このウキの写真は2014.8/24新たに追加。
(第3STEP)
・水の浸入を防ぐ目的で不用になったTOP孔も塞ぐ。
・このウキの場合は、写真のように爪楊枝を挿し込むが、
少し爪楊枝が中に入り込む程度の長さに調整する。
・凹んだ孔に少量のエポキシ系接着剤を入れる
・・・爪楊枝で少量ずつで良い。
・写真のように接着剤が盛り上がらない程度に。
またケミライト25が装着できる場合もあるので、
夜釣り用のウキに加工することもできる。
TOPリングが邪魔な場合は、容赦なく外してしまう。
TOP孔が小さい場合はリーマ(細いマイナスドライバ)加工を
しておくとよい。
TOP孔がケミホタルより大きい場合は、エポキシ系接着剤
などで孔径を加工すると良い。
←写真では、
乾燥後にケミホタルを装着してみた。
【2014.8/24(日)手順の変更 TOP孔は塞がない】
以前の手順は、スイベルセット差し込む。→瞬間接着剤。
→固着後、スイベル周辺をエポキシ系接着剤で固定。
→乾いたのち、TOP孔の加工。としていた。
が、スイベルより水の侵入があることと、接着工程のリードタイムが
長かったため、加工手順を変えてみた。
(第2STEP) 2018.12月:瞬間接着剤の使用を中止
・スイベルの加工が終わったら、ウキの孔に直接
エポキシ系接着剤を少量流し込む。
・次にスイベルを差し込みウキ穴を下にして置いておく。
・スイベルの内部まで接着剤が入り込み、スイベルの環が
固着する場合もあるが、ミチイトにはスナップ付スイベルを
介してセットするので問題はない。
(第3STEP)
☆何度かの実釣で、判ってきたが、TOP孔をどんなに塞いでも、
下側(スイベル)から水が入る。そうなるとウキが沈みやすくなるため、
改めて塞ぐ必要はない。いずれも、お好きなように加工すればよいが
最近は、塞がず、そのまま使用している。
また、TOP孔を塞いでしまった場合、浸入した水気を抜くのは
かなり面倒である。