GW初日、混雑覚悟で中木へ釣行。
今回は、伊豆では初の試みで、サバル(丹羽正さんの店)でオキアミ(生とボイル)を解凍予約した。
ボイルを扱っている店は少なく、このサバル位しか置いていないかもしれない。

男女群島でも有効だったことや、エサトリも活発な時季になると考えた。
サバル(3kg生=1000円、ボイル=1300円と、伊豆半島ではやや割高な値段設定となっている。

2007.04/28(土) 6:10-13:30 中木・岡牛根
Hiro、狂

予想に反して、道路も意外と空いており、サバルも
ワサワサしておらず、中木の港にも車が少ない。
渡船時、ざっと数えてみたが、重五郎屋が10名、
武丸が13名ほどか?

海もベタ凪で、「沖牛根希望」を船長に告げた。

渡船開始し、予想通り重五郎屋は白根方面へ、
武丸はカツオ方面へ向かった。
カツオに客を降ろしたものの、表本場の中ほどには、
石廊崎の客が来ていた。

沖の牛根へと思ったが、船長曰く「西(風)が出そうだ」。「沖牛根では途中撤収になるかもしれないから、止めておいた方が良い」
と言う。海はベタ凪無風なのだが、武丸船長の指示に従う。

頭の中は、絶壁の「二八に行くか?」と考えていたが、「狂さん、岡牛根行ってみるか?」と聞かれ、そこは、初渡礁なので即答で
OKとした。(私は、初釣り場大好き人間)

名礁カツオ島を望む

岡牛根(大根島)には、石廊崎側と沖向き(地続き行ける)と釣り座が2箇所あり(実際には権力などもある)、
我々は石廊崎方面に向かった釣り座へ降りた。
意外と足場が良く、釣り易そうだ。

Hiro氏の釣り座を上から見る
奥に見える小島が沖牛根

当初、左(伊豆半島方面へ)緩い潮が流れていたが、さっぱりアタリガでない。
初ヒットは、掌に満たないメバル。私にとってメジナ釣りでメバルが釣れるのは、
余り吉兆ではない。しかも、角地を攻めていたHiro氏はタカノハダイを釣るし・・・。

タカノハダイは非常に足が遅く、これが食ってくる時は、「他に魚がいない」からと
言われている。

しかし、そうこうしている内にHiro氏が尾長の子供を釣り上げた。
その後、私もHiro氏の左隣に移動し、30cmほどの口太を釣り上げた。
が後が続かない。

魚体の綺麗な口太(30cm)

なかなか思ったような釣果がでないため、沖目のカゴ釣りに変更した。
が、これも不発。背中に山を背負っているので、仕掛が投げられないため、
沖牛根の水道側へ移動して、仕掛を投入し、元の釣り場へ戻る作業を繰り返した。
で、じきにバテる。こちらもあまりに面白くないので、早々に中止。

最も好きな「沖牛根」

余りにも釣果が伸びないので、沖牛根の水道に移動した。
ここは沖牛根に入っても、浅いため、攻めたことも無く、また岡牛根の釣り人も
ここを攻めているのは見たことが無い。
しかし、元の釣り場は反応も無く、少しでも期待できそうな場所を選んだ。

8時頃には小さなウネリも入り適度なサラシが出来ていた。

上手く釣れば、沖牛根の磯際も攻められる。
ここでは、9:30頃からか、パタパタと子メジナが釣れたが、やはり後が続かなかった。
すると、足元の磯際を3尾の良型の魚が過ぎって行くのが見えた。魚種は不明だが、
魚はいそうだ。足元にコマセを撒き、攻め続けると、ウキが沈んでいく。
しかし竿には手応えが無いので、少し張って、聞きアワセをすると
ガツンと乗ってきた。やり取り十数秒位か?チモトからハリスが飛んだ。
まぁまぁサイズの尾長だったようだ。
その後、アイゴ・カワハギなどを掛けた所で、アタリも止まった。

何が悔しいかと言うと、このカワハギ(パンパンに腹の張った良型)。
数回の突込みをしたものの魚体を見せたところで
ハリを咥えただけだったのか、ポロッとハリ外れ。
あと少しでタモ枠に収まっていたところ。
また、ショック状態だったのか、少しの間浮いたままでいたので
掬えそうだったが、6mのタモも数十cm届かず、
気を取り直した、肝和えくんは、海中へと姿を消した。、

磯を休ませる意味でカゴ釣りなどで少し時間を空けた。

岡牛根の沖向き。
今日は石鯛師が入磯。

この頃には、潮の流れは緩い下り潮になり、水道〜石廊崎方面へ払い出すようになる。
Hiro氏も(昼寝)から復帰し第一投目で、30cmオーバの口太メジナを掛けた。

しかしアタリも続かず、私も足元で数回のすっぽ抜けを繰り返す。
オキアミは潰れて戻ってくるので、メジナ臭いのだが・・・。

そして、同じ足元でウキがスッと持っていかれた。竿にも手応えが無くサラシに
もまれたようにも見えたので、少し張り気味にして、聞いてみると、ガツンと乗り、
ギューンと突っ込む。手応えは充分だ。根が複雑に出ているので、一気に浮かせにかかるが
敵も、なかなか観念しない。しかし、頭が出たところで力は衰え、無事タモ入れ成功。

尾股で40cmジャストの良型。
ハリを呑んでいたが、口太
だったので助かった。

その後、西の風も強くなり、沖牛根も波を被るようになり、
船長の予想通りになった。

沖牛根を巻いて来るウネリも強くなり、波飛沫も上がって来るため、
元の釣り座に戻った。しかし、更に状況は悪化したのか、
13:30に撤収指示が始まった(今日午前中の判断では15時上がりだった)。

白根に武丸の客一人が残っていただけで、重五郎屋の客は撤収していたようだ。

※武丸HPでは、私の釣果が一番。重五郎屋では白根で44.5cmが出ている。

出発時に撮った漁港風景。
2:30と言うのに真っ暗。
この後、バケツを返したような
大雨になった。

帰路は、中木から強くなった雨が、下田辺りで、バケツをひっくり返したような大雨になり(爆睡中のため状況知らず)
渋滞がひどかったらしいが、その後は順調に流れ、運転を交代した伊東からは、真鶴・R134も全くの渋滞無しで
3時間強で無事帰宅。

時間が早かったので、後片付け後、魚を下拵えし(口太40cmと30cm2尾持ち帰り)、
刺身、鍋と今夜のオカズになった。
またまた、2尾とも「白子」が入っており、今日は鍋で食しました(少々、飽きてきた)。

GW初日にも拘らず、磯も道路も混雑無く、楽しめた1日となった。
休暇中、後2回は行きたいと考えているが・・・・・。