2007.06/09(土) 6:00-14:00 須崎・横根(稲荷下)
Hiro、RYO、狂

今日は、RYOの初磯釣りになる。
昨年3月、宮川沖堤以来、1年3ヶ月ぶりとなるため、先週より仕掛け結びの練習をした。
(が、結局、時間が勿体無いので、今回も全部私が段取り。ま、次回よりやらせてみよう)

天気は曇りで、絶好のコンディションだが、横根では稀に見るベタ凪。
湖かと見紛うようだ。初沖磯のRYOにしてみれば、かなりラッキーなデビューとなった。

すさき丸では、2番手の渡礁となり、「稲荷下」に入ることになった。
ここは磯がかなり高く、渡渉した途端「コマセ臭」で撃沈となる。

磯一面が、コマセとゴミだらけ・・・・・。渡渉するなり、磯洗いから始まった。

高さがあるため、しんどいのはわかるが、酷いものだ。
結局、最後は私たちで磯の清掃とゴミ拾い・・・・これは、あまりにも悲しすぎる。

コマセを撒くと、タカベが見え隠れし、小ぶりのメジナも見える。
が、活性が低いのか、一向にハリ掛かりしてこない。

20mほど沖合いを流していた仕掛けが、スッと入ったものの、上がってきたのは
チビサンノジ。

と、RYOの竿が海面に突き刺さっている!ドラグも、ギリギリギリと糸を吐き出す。
サンノジもそのままに、フォローに入った。

竿に手を当ててみると、かなりの重量感で、メジナなら、かなり良型だ。

が、次の瞬間、「バキッ」と、元竿の中央部より、真っ二つ!
それでも、魚が付いているので、折れた竿を、私が持ち、やり取りをする。
RYOにリールを任せ、起しにかかるが手強い。
(本来ならRYOにやり取りさせれば良いのだが、余裕が無い)

さすがに、主導権を取られ、深みのシモリにラインが当たり、ブツッでした。

初ヒットが、竿をへし折る大物など、普通はありえない。恐るべし初夏の横根。

Hiro氏は、一段左手に降り、
サラシを攻め続ける。
ここでかなりの良型と数回格闘
したらしいが、根ズレやチモト切れで
撃沈した。

竿をBBX-Sp IG2号に替え、釣りを再開。
そうこうしている内に、RYOは、またもや魚を掛け、やり取りしている。
タモに無事収まったのは、30cmほどのイサキだった。
初釣果が美味しいイサキとは出来過ぎだ。

その後、オジサンを追釣し、土産は確保。
最後に、私が片付をしている最中に、良型掛けたらしいが、
ハリはずれで逃げられたらしい。

初沖磯としては、上出来なデビューだったと思う。

さて、ベテラン勢はどうか?と言うと、
Hiro氏は、沖横根を見る一段下に移動し、サラシを攻め続け、数回の良型との格闘があったものの
ラインが飛ばされアウト。30cmのメジナにとどまった。しかし、イサキ2尾、カワハギとお土産を確保。

私も、2度、良型のアタリを捉えるものの、ヒットするのが、かなりの深みのため、瞬間で根ズレ、チモト切れと撃沈した。

10時頃から全くアタリも遠退き、早めの昼食を取る。
しばらくして、雨が降り出し、遠雷がなり始めたら、バッカンからオキアミを取る手に放電が始まった。
しばし休憩していると、大丈夫なようで、釣りを再開。

Hiro氏は、磯上の方で、寝始めた。(実は、私は既に9:20頃に転寝をしている)。RYOも、北よりの雨を避けられる壁際で、
熟睡態勢に入り、なんと1時間強も寝ていた。初沖磯で、磯上で熟睡できると言うのは、かなりの無頓着か大物なのか?

そこで、Hiro氏のポイントに移動して探ってみたものの、エサトリがいる程度で、本命のアタリは欠片もない。
30分ほどで、元の釣り場に戻る(12時)。

RYOを起こし、コマセを作り直して、釣りを再開する。
今日は、かなり蒸し暑く、またこちらの磯は北よりの風が当たらないので尚更だ。しかし、この高い磯(6m強)で、風が吹くのも厄介だ。

潮は、左右頻繁に方向を変わるが、12:30頃に沖横根方面に流れ始めたと思ったら、かなり沈んだウキが、一瞬で見えなくなった。

竿はあっという間に伸され、瞬間にチモトで千切られた。良型の尾長だったようだ。ずっとアタリの無い(2度のバラシのほか、
ニザダイ以外魚を掛けていない)状態が続いていたため、かなり油断していた。

しかし、潮の流れ方も悪くなく、最後のチャンスと思い、仕掛を作り直し、全く同じポイントへ投入。
多目のコマセをかぶせ、ウキをしもらせて行くと、同じように深みに入ったウキが消えた。
(あわせ尾長でチモトを切られたので、、あわせちゃダメジナを久しぶりに使用)

今度は、綺麗にハリ掛かりしている様子。しかし、どうも手応えが無い。
浮いてきたのは、35cmほどの尾長だった。これはお土産にと、クーラへ仕舞う。
バラシた後にも関わらず、すぐに食ってきたが、さっきのとは比べ物にならない。

そして、再度、同じポイントをトレースする。

今度は、ウキが沈みかけたところで、ウキが消しこんだ。これは、良型だ!
念のため、ハリを結びなおしておいたので、自信を持ってやり取りできる。

しかも食ってきたのが、割と浅いので、主導権はこちら。

数回の突込みを見せたものの、何とか上がってきたのは、40cm程の口太。
空気を吸ったところで、観念するところが尾長とは異なる。
3連荘ヒットで2尾ゲットは上出来なのだが、最初のアタリは、暫く忘れることの
出来ない、強烈な一発だった。

今回も、途中カゴ釣りを行う。
餌は、先日購入した特船オキアミ 40mm。
確かにオキアミの疑似餌らしく、釣れそうな気がする。
しかし、アタリらしいものが数回あったが、齧られもしていなかった。

片付け後、30分ほど時間があったので、
エギングとワーム仕掛で遊んでみたが、やはりヒットなし。

疑似餌での釣果は、まだまだ達成できそうもない。

その後、13時で自分の釣りを止め、RYOの面倒を見たものの、時合いが過ぎたのか、
さっぱり食ってこなくなった。14時ラインブレイクもあり、実釣終了となった。

今回は、小田原マリンターミナルは賑わっていたものの、天候不順も手伝い、渡船客が少なかった。
先述したとおり、海も穏やかで、ポイントも各グループ毎に入ることだ出来たようだ。

沖横根でも良型をかけていた様子が伺えた。

最終的な釣果は不明だが、あちこちで良型のヒット・バラシなどがあったらしい。(実際の釣果は不明)

帰路は、本降りの大雨となったものの、渋滞も無く、3時間で自宅に到着。

土産:イサキ=30cm、オジサン=24cm、尾長=32cm(尾先35cm)、口太=39cm(尾先40cm)

・・・・すさき丸の船長はじめ、周辺のお客さんに「43cm位」と、堂々言っていました。
ちゃんと測ってから、磯上がりすればよかった。

【余談】
Hiro氏、沖横根向きの釣り座で、良型掛けるも・・・・・・
後で聞いた話だが、足元のシモリ際まで、良型が上がってきた。久々の良型でちょっとドギマギ。
しかし、魚は口を出して、空気を充分に吸い込んでいる。
「こちらの勝ちだ」と思い、最後の仕上げにと、スパーっとタモの柄をのばす!

が、こともあろうか、玉網の枠がメジナの頭に「こつん」&ハリが「ぽろっ」・・・ハイ、それま〜でよ・・・だったそうです。

今回使用した、Duel版天狗ウキ。2006年8月に購入し初使用。
(にっき→2006をご参考に)
非常にシビアな浮力設定で、M+とM0を持っているが、
今回は、M+を使用(J7とスイベルで真水で中層ホバリングする感じ)

これをガン玉負荷で沈めて使用したが、イメージ通りに流れて行き
意外と潮ノリも良さそう。

これを殆ど判固定で、ウキ下2ヒロ程度取り、仕掛けが馴染んだところで、
沈下していくようにセッティング。

横根稲荷下は、足場も高く、今日は潮も澄んでいたため、海中深く沈下した天狗ウキは、竿2本以上沈んでも確認できた。
ヒットするタナもかなり深く、浮いているウキが消し込むのも面白いが、海中に見え隠れするウキが突然消える・・・・
そんなアタリも格別に面白かった。

が、やはり磯の深いところで掛けた後のやりとりは、やや強引にでも上げにかからないと、主導権は取れない。

結局、私の使用方法は、「環付ウキ」以上でも以下でもなかったなぁ。

それにしても、高橋哲也氏の「磯釣り」はどうしたのでしょう?最近は、永井裕策氏と船釣りばかり。
釣りビジョン「ロッカー(磯人)」も、新番組が放送されない。
まぁ、詳細な理由は判らないが、今もSHIMANO磯釣りのキャラクターとしてCFには登場しているようだが・・・。
彼の磯釣りや釣りに対する考え方は、なかなか興味深く面白かったのだがなぁ。