折から北東の風も強く、中木の選定は正解だったようだが、
思ったほどの釣り客は集まらず、重五郎屋が4−5名、武丸が
17名ほど。が、意外と海上は北風も強く、他の釣り客は風裏を
選んで渡礁していく様子。
我々は当初よりカツオを希望していたため最後の渡礁となったが
船長も「厳しいかもなぁ」と言いつつ、船首をカツオに向けた。
見たところ、船上での風はそれほど感じるほどではなく、ウネリの方が
やや心配な感じだが、表本場はチャカ付けさえできれば、何とか
釣りになりそうである。と言うことで、渡礁決定。
さっそく準備をして、実釣開始が7:20頃。
ほどなく、30cm弱のメジナが食ってくる。
潮は、やや弱い上りか引かれ潮。ゆっくりと白根方面に流れるものの
ウネリも邪魔し、仕掛けは安定しないこと終始。
表本場の、やや高い位置に陣取るが、足元まで波が上がってくる。
Hiro氏は、やや先端部に入る。
(昼ごろには、手前は安定したが先端部に波が上がるようになった)
Hiro氏もコンスタントにメジナをかけ、30cm前後を
10枚以上は掛けているだろうか?
掛ってくるメジナは皆尾長で、すこぶる元気が良い。
が、私も8枚ほどかけているものの、28cm〜35cmに
満たないサイズが続く。9枚目を上げ、10枚で休憩を
と考えていた所、ガツンと今までにないアタリが来た。
波もあまりないようなので、下段に降りてやり取りし、
何とか上がってきたのは、40cmクラスの尾長(採寸38cm)。
この時点で、9:30頃。一段落して休憩。
実は、Hiro氏の足元に見え隠れする巨メジナがいるのだが、
付け餌には見向きもせず、時折撒餌を拾ってくる程度。
この時、既に2枚ほど追釣しているものの、大型がほしく
時々仕掛けを流しては狙っていたが、一発だけ良型のアタリが
来た。流れのせいもあるが、かなりの重量感で竿を絞り込むが
溜めて寄せてきたところで、ポロっとハリはずれ。
あわせちゃダメジナが掛りきれなかったか?初めに伊勢尼で
チモトからぶち切られたので、カツオではこのハリを多用していた。
遠く、下加賀根方面(上写真)。武丸自家製弁当500円(下)
温かいお弁当は、この時季とても助かる。
とりあえず、カツオでは38cmと30cm強を
土産にキープ。
弁当を持って来てくれたときに、船長が海況が悪くなったら電話しろと
言ってくれていたのだが、果たして・・・11時頃には、Hiro氏の
バッカンが波にさらわれかけてコマセがおじゃんとなる。
風も巻いて来て、協議の結果、磯替りを決定。
迎えに来てくれた船長も、「ちょうど限界くらいだったなぁ」と
言っていた。船長と検討して、空いていた塔島の白根寄りに渡礁。
ここでは、風もなく小雨も上がり日が出たため大汗をかく羽目に。
が、それも束の間で、その後大風に見舞われ、雨も降り出し
最悪の状況となる。カツオにいたら大変だったかもしれない。
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ここでは、やはり25cm〜30cmクラスが
掛ってくるが、みな口太ばかり。
脂が乗っていて旨そうだが、土産も確保していた
ので、リリース。
そして白根向かいの沖を攻めているときに、
またもや今までとは違うアタリが!!
それほど走り回らないのだが、ギューンと竿を
絞り込んでゆく。が、次の瞬間、ぶつっと。
チモトから、しっかりと噛み切られていた。
ここでは口太ばかりなので、ハリを伊勢尼に
戻したのが敗因か?
Hiro氏も同じようなサイズを上げているが、
ちょうど、風を嫌い彼の隣りに釣り座を構え
させて貰った時に、彼の竿が一気に海面に
向かった。かと思うと、高スピードで私の仕掛けを
交差して、沖に向かう。
仕掛けを回収して、タモ入れの準備に入ろうと
するが、敵は挽回の余地も与えないまま、
張り出したシモリに沿って潜りこみ、ミチイトから
ふっ飛ばし逃げて行った。
これは、傍から見ていても、かなりの良型のようだった。
その後、強風・雨の中もめげずに攻め続けるが、
サイズアップは望めず終了。
【今日のタックル】
BASIS極翔1.7−53H、BB-XTypeU3000
ミチイト2号、ハリス2.5号、2号、1.7号など
(ハリはあわせちゃダメジナ6-7号、伊勢尼7号など)
磯上がりの迎えの頃から、雨が大降りとなり、
結局、帰路・・・伊東辺りまで大雨が続いた。
昨年5月以来の中木であったが、久々に
良い釣果に恵まれ、楽しい釣行となった。
詳細は聞いていはいないが、風裏をポイントに
した釣り客からは、これと言った情報は
入ってこなかった。