FC-RAUMI(LOG20120106 )

テラスに底物師など7名ほど、下堤防に3名ほど入り、テトラポッドには5名が入る。
人数的には、南方面に向かった釣り師はいないのか？

テラスも空いてはいたが、いつものテラス下のテトラポッドに入った。

実釣8:20スタート。

が、そこは一面のアカジャコ(ネンブツダイ)の群れ。オキアミは殆ど歯が立たず。

そんな中でも、右隣の釣り師が中型メジナを掛けている。
良く見ると棒ウキに、練り餌仕掛け(ハリ2本とへらブナの要領)。コマセは時々撒いている程度だった。
後で聞いてみると良型を何度か掛けたがテトラポッドに潜られラインブレイク。

竿を聞いたら、アテンダー1.25号でハリスは1.7号。因みに私は極翔1.7Hにハリスは2～2．5号。
以前、1.2号竿でいやっと言うくらいバラしてからは、竿の号数を下げていない。

私もNERIX(サナギ)を持参していたので、試してみるものの・・・・良型アイゴのみだった。

と言うことで、午前中は完敗・・・いや完撃沈となすすべもなく終了。

午後からは、多少変わるかと思ったものの海は相変わらず湖の様子。
午前中に西方面に流れていいた潮も、14:30の期待した満潮を機にピタッと止まって悪化する一方。
しかもアカジャコは相変わらず群れ群れ。

すると、その魚影の中に流線型の魚体が見え隠れ。
「タカベだ」と言うことで、土産に数尾釣ろうとタナを1．5ヒロ程にしてフカせて見る。
沖合に投げた仕掛けをゆっくりさびいてくると、さっそくアタリが！！

が、次の瞬間、ガツンと竿を持って行った。タカベだと思っていたので、対応がやや遅れたものの
何とか上がってきたのは、３５ｃｍクラスの口太クンだった。

朝から、あの手この手と散々手を尽くしても釣れなかったメジナが、タカベ狙いのいい加減な仕掛けに食ってきた。
練り餌の釣り師もタナが浅いと言っていたが・・・・まぁ、この魚は「釣れた」部類だ。

やはり満潮を機にメジナの活性が高まったかと思ったが、
その後はさっぱりと気配が消えた。

しかもアカジャコは、あちこちに湧き続け
潮は相変わらず動かず～

隣の釣り師は、十分な釣果があったので、もう帰り支度。
ちゃんと釣り上げているのだから、メジナはいるのだろうが、
とにかくエサ盗りに対応できない。

仕掛けを3B程度で、一気に沈めても太刀打ちできない。
ボイルでも作ってくれば良かったか？

今日の予定では、私も一本早い16:40の船で帰る予定だったのだが。

これといった変化もなく、16時となり、諦めた釣り師が
帰り支度を始めている。

今片付ければ、16時の船に乗れる。
いや、初島はここから勝負。

16:15メジナの気配は無い。エサ盗り活発。
今片付ければ、乗船には間に合う。

16:20やっぱり釣れん。洗いものさえしなければ、船に乗れる。
釣り師が、どんどんいなくなる。土産一匹あるし・・・

16:25ついに魚も釣れず・・・
しかも、乗船にすら間に合いそうもなく・・・諦めモード。

あと小１時間・・・コマセの消費か。

そして、１７:５０の船で帰ることに決めた１６:３０。
テトラ際のウキが、またもや力なくポニョポニョと沈んでいき止まる。

アカジャコかぁと思いつつ、アワセを入れると、「ガツン！！」。竿に重みが乗る。

いい感じに差を絞り込んで、上がってきたのは３５ｃｍに満たない口太クン。

とりあえずキープして、次を狙うと同じようにウキが沈んでいく。それもゆっくりと。
今度はメジナと判断し、アワセを入れると、グンと小気味良い引き。しかし、３０ｃｍそこそこなのでリリース。

途中、アカジャコやタカベに邪魔はされるものの、同じく３０ｃｍ超えのメジナが掛り、１尾をリリース１尾をキープ。

そして、１７時前・・・ちょいといい感じに強い引きが来る。
上がってきたのは、４０ｃｍクラスの口太！やや細身ながらOKサイズ！！

僅か、３０分の間に５尾の釣果。

この初島では、このような１６時以降の時合い到来は何度か経験したことがあるが、鬼気迫るような集中で釣り続けたかもしれない。
欲を言えば、あとちょいとサイズアップしてくれればよかったのだが。

17:10コマセも底をつき、アタリも遠退いたので終了。

８:２０～１６:３０まで、なんと空しい時間だったことか・・・これまでのコマセ撒きが功を奏したとは思えず、
やはりメジナ特有の時合いだったのだろう。しかし、この最後の30分に満足が集結したかの様な釣りとなった。

ともあれ、2012年の釣り初めは、何とか結果が出せてホッとした。
さて、今年はどのような釣りになるのか？

楽しみ楽しみ。