Ain't It Cool News

2006年8月15日(火)

クイントが『300』のレオニダス王本人、ジェラード・バトラーにインタヴュー!!!

おーい、青二才たち! クイントがまた短いコミック・コンのインタヴューをしたよ。ぼくは最近ペットの健康問題に圧倒されていたんだけど、残念ながらこれ らのインタヴューはこっそり戻そう。この問題に遅れないように最善をつくすけど、個人的にちょっとこれからキツイ日が続くんで、今週末まで休みがなくても 驚かないでくれよ。
このインタヴューはジェラード・バトラーとのもので、彼はザック・スナイダーがフランク・ミラーのグラフィック・ノベル『300』を採り上げた中で、レオ ニダス王を主演している。コミック・コン(これについてはここで読んでくれ!!!)で見せてくれた映画は全くもってびっくりした。コミック・コンに持って きた4分かそこら見たあと、『300』は今では現像のどんな段階でもぼくが一番待ち望む映画の1つだ。もし他の短い『300』のインタヴューを望むなら、 ここでぼくがザック・スナイダーとしゃべくったのを読めるよ。そこでは、もっと『300』について話し、彼が次に監督するWATCHMENについて もちょっと話した。
[訳注:ここにはジェリーとのものだけしか訳していません]

さあ、バトラー氏だ! 楽しんでくれ!

CoolNewsinterview


クイント(Q):あの映画への反応はとんでもなかったね。ここコミッ ク・コンであんな反応を見たのは、ほぼ1年前の『スパイダー・マン2』の1場面を見せ て以来だよ。

ジェラード・バトラー(GB):わあ。凄いなって思ったけど、でもぼ くはコミック・コンに来た事がないから。君がそう言うのを聞くとすごいね、だっ て・・・わからないや・・・

Q:誰にでもあんなことしないよ。

GB:大画面であれを見たことはないんだ、だから「もう1回やってく れ! もう1回やってくれ!」って言いながらステージの端に滑って行ったんだ。1日中 だって見ていられるよ!

Q:パネルでちょっと触れていたけど、かなり好奇心があるんだ・・・ 君は『300』であんな腕っ節の強いキャラクターを演じているね。役のために映画か歴 史から誰か特定のキャラクターを引っぱってきたのかい?

GB:通史の本当に面白い本を2冊読んだよ・・・今誰だったかもう一 度思い出そうとしているんだけど・・・ギリシア時代から第2次世界大戦までの3人の偉 大な将軍とかね。1人はパットンで、南北戦争の時の[北軍の将軍ウイリアム・] シャーマンに・・・それから、ずっと昔のスパルタの時代くらいの誰かだ・・・実際、スパルタ人を打ち負かすために生き残った奴隷を率いた将軍だったんだ *・・・それと、優勢な敵に対してできるだけ効果的に戦わせるために、軍隊や国民に少しずつ染み込ませなくてはならなかったのは、様々な考え方についての ありとあらゆることだったんだ。
[*訳注:ローマに対して奴隷の大反乱を引き起こしたスパルタスクのことか:トラキア出身の奴隷剣闘士(グラディエィター)。紀元前71年 死亡]

あれに入り込んで行くのは本当に、本当に面白かったけど、正直言って、特に誰かを基にしたたわけじゃない。ぼく自身の考えに基づいていたんだ・・・こうい うものは前にもやった、こういう種類のキャラクターはね、そして、それをどんな風に新しく新鮮にするかだったんだけど、それでもグラフィック・ノベルに忠 実でいるよ。だって、本当に、グラフィック・ノベルのキャラクターからかなり得ているし、彼が持っていた以上に人生と人間性をもうちょっと与えたん だ・・・それにユーモアも。本当にこいつのうぬぼれとユーモアを感じ取れるよ。

Q:たとえ原作をなぞっただけだとしても、グラフィック・ノベルには 役者の視点がない・・・あるボディ・ランゲージがあるけど、原作に忠実でありながらも 君自身のものを作り出しているようだね。

GB:ああ、全くその通りだ。

Q:映画をやる前にフランク・ミラーの本については知っていたの?

GB:読んだことはないけど、知ってはいた。新しく出会って、脚本を 読みながら同時に読んだんだ。はまっちゃったよ。

Q:グラフィック・ノベルを読み終わっての第一印象はどうだった?

GB:実際、開いた時の第一印象がどうだったか話そう・・・あの連中 が行進している、それから王が自分の司令官と戦っている。つまり、地面に倒れたと いうので兵の1人をたたきのめしたからなんだ。それから、倒れた兵に司令官を抱え上げて運んで行くように言うんだ。「げっ! ちょっと待てよ! これはお れが やり慣れている英雄の類いじゃないぞ」って思ったね。

それが最初にぼくを捉えたことだったんだ。ただどれほど頑強で粗暴かということがね、ある点で、この連中は感情がないんだ。だから、それで演じ、それを瀬 戸際まで押し進めたけど、同時にいろいろ考えて、少なくとも彼と気持ちが通じるように人間でいるようにした。だけど、彼は自分がする事に信じられないくら い 厳しくなくてはならない。本質的に、全国民と文化を危険に曝し、部下たちをほぼ確実な死に率いて行く。それをするにはある種の人間でなくてはならない。

Q:グリーンスクリーンでしなくてはならなかったことに、援助はして もらえたの? 『シン・シティ』では、参考のために原作のコミックのパネルがあったの は知っているけど。何かそんな物はあったの?

GB:時々見せてくれるのは、現像のごく初期段階で、くっつけるつも りの背景をつけた(セットの)写真家のか映画自体の静止画なんだよ。今何をやっている のかわかるようにね。それと、場所のレイアウトとか、地理的にどんな所にいるのかを示すようなCGイメージを見ることができた。だけど、それ以外は、たく さんのことが想像力任せになったんだ。時には、考えているよりも易しいし、時には、もっと難しい。

もっと難しくて混乱したなら、確認するためにアート・ディレクターかザック・(スナイダー)と腰を下ろして、こう言うんだ。「オーケー、一体どこにいるん だい? 何をやっているんだい? 何を見てるんだ? 何人いるんだ?」ってね。(笑)感じを掴むためだよ。時には本当に感じとれるけど、たとえば、百万 (人)の軍隊に攻められているって感じを作り出すには・・・つまり、張りつめていないといけない。張りつめるんだ。何かしらのやり方で想像力を羽ばたかせ て、それからただそれで飛んでいかなくてはならないんだよ、わかる? 自分の得たものを与えるんだ。

Q:次は何をやるの?

GB:Priest という映画をやるんだ。『悪魔の棲む家』を監督したアンドリュー・ダグラスだ・・・本当に、本当にいい奴で、それにとても才能があると思う。これを説明す る良い方法を考えようとしているんだけど、一種のヴァンパイア・ウエスタンだね・・・『マッド・マックス』と『探究者』を合わせたようなのだ。

バトラー氏はこれでお終い。この映画を見るのが待ちきれない。コミック・コンの他のインタヴューもお届けしたい・・・まだあと6人いる・・・できるだけ早 くね。それじゃあ、クイントからみんなにごきげんよう、さようなら!

-Quint
quint@aintitcool.com

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