バ トラー「300」を語る
2006年11月16日
フィルム・ストーカー
リチャード・ブラントン

ジェラード・バトラーは、ズボン吊りを後ろにやって、ザック・スナイダーの『300』でのレオニダス王の役について語っている。彼は、役者がその役をどん なに欲しがったかというよくある話をし、その後、スナイダーは彼がアクションをするのを見るまで、あるシーンで彼を使わないところだったということを語っ てくれた。

引用
「ぼくが進撃みたいなことをしている場面は、ほとんどやっていなん だ・・・この特別なシーンのために物凄くキツイ訓練をしてきたし、それは15人の連中相手だった、そしてジムではとても上手くいっていたん だ・・・で、それから突然みんなペルシャ人の衣装を着けると誰もが同じに見えて、『こいつ一体だれだよ? ああ〜ぁ!』ってわけ。そこで、土壇場になって 時間がせっぱ詰まりそうだったので、ザックがぼくの所へ来て、『なあ、多分スタントマンを使うべきだろうなと言ったんだ。そこで、彼はぼくがどんなにワルかまだ知らなかっただけなんだろう と 思う! それでぼくはガッカリした。すると彼はこう言った。『準 備運動をしに行ったらどうだい?』って。で、ぼくには何が起きたのかわからないんだ。多分彼は あそこでぼくを見て、こう言ったんだろうね。『いいかい、我々はこれに賭けるんだ』そして、素晴らしいものになったんだよ」

UK IGNで は幸運なことに、この映画の一部を見ることができた人たちがいて、バトラーがスナイダーを称えているのと同じくらいに、称賛ばかりだった。彼 [ジェリー] は、監督がどれ程素晴らしいか、どんなによく準備を整え、作品を良く理解しているかを語った。その全てが、ウォッチメンWatchmen での彼の作品の本当に良き前触れとなっている。

彼は、その役のための肉体訓練についても語った。オンライン日記を見た人たちには、この連中が物凄い訓練をしたことがわかるだろう。

引用
「ぼくの主な野心の1つは、本当にタフなスタント連中の一団と一緒にた だ突っ立っている役者になるのではなく、スタントの連中が目を向けるようなスゲー奴になることなんだ」と彼は言う。「そしてぼくにとって、まずすべきこと は、いつだって肉体的なことだ。モントリオールのあのセットでは、ぼくが経験したこともないような力と体力と男臭さ が むんむんしていて、王はいささかいかれている・・・スパルタ人であるということを越えるような瞬間があり、そこではどんなに 強烈で情熱的であるかということを実感する、そしてあえすけに言えば、こういう連中がどんなに馬鹿かよくわかる」

・・・そして映画の公開に向けた仕上げが始まった。これまでの所、一部を見た後で率直には、待ちきれない。セットがそうだったように、力強く男臭さむんむ んの映画のようだ。

バトラー氏にとり、これは彼がこれまで目にされてきた以上にもっとスターへの階梯を押し進める、彼の経歴における大きなターニング・ポイントであることが 明らかになることと思われる。これまでの彼の役の中には、たしかにその傾向を辿っているものがある。わたしの目下の懸念は、『プリースト』がこの傾向の潜 在的な下降点になるのではないかということだ。どう思われるだろうか。まだまだ続くだろうか。

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