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2006年8月2日午前8時36分

簡 潔に:ジェラード・バトラー「300」のコミックとコミック・コンについて語る
ダニエル・ロバート・エプスタイン

すでに伝説となっている。サン・ディエゴのコミック・コンでのパネルで流された「300」の唯一のトレイラーのあと明かりが点くと、もう一度見たいといっ たのは他ならぬジェラード・バトラー、レオニダス王その人であった! パネルの直後にバトラーに話を聞く機会があった。

ジェラード・バトラー(以下GB):ちょっと水を飲ませてよ。喉がか らからなんだ。

NRAMA: 喋り過ぎ?

GB: その通り。ものすごい数のインタヴューだもの。

NRAMA: それで、わたしは今朝300のパネルにいました。あなたがあのコミック・コンのために特別に編集されたトレイラーを見たのは本当に初めてですか?

GB: テレビの画面では見ているんだ。あんな風にサラウンドの音 で、しかも観客がいて大スクリーンで見たことはないよ。考えるほどに、初めて観客と一緒にあれを経験するのは本当に素晴らしいことだった。そんな訳で、ぼ くの興奮は彼らの興奮と溶け合っていたんだ。本当に素敵な経験だった。

NRAMA: わたしたちがパネルで見たのはおもにアクション・シーンですが、映画には静かな場面もたくさんあるのですか?

GB: 山ほど静かな場面がある。それは気を付けなくてはいけない点だよ、だって、映画をアクションだけで作ったとしたら、結局は本当に何も伝えない。これはとに かく驚異的な物語で、本当に政治やあの戦いの一環として起きたその他のもっと面白いことを掘り下げている。たとえば、誰が誰の側についているのか? 誰が 裏切られたのか? 政治的状況はどうなっていたのか? 戦術的な決定は何だったのか、とかね。それから、友人たち、夫たち、妻たち、子供たちの間の場面も ある。グラフィック・ノベルに、王と王妃、王と息子、王と部下たちの関係をもっと与えるために、そういった範囲にまで本当に膨らませたんだ。

NRAMA:  スパルタ人の家庭生活はどんなものですか。

GB: 家庭生活はあまりないんだ。朝から晩までかなり訓練しているし、その後はぼくのすばらしい想像の中では、家に帰って妻と獣みたいに****したんだよ。で も、信じられないような仲間意識と帰属感の絆だね。それがスパルタ人の生活振りなんだ。(笑)彼らはあまりにも物質的なことや贅沢なことには決して関わら ないんだ。

NRAMA:  コミックを基にした映画に出たことで、コミック方面で他にもっとないか見てみる気になりましたか?

GB: その通り、いつもびっくりするね。ぼくはたいしてコミックのファンではないけれども、手にするといつもどれほど楽しいかに驚いてしまうんだ。フランクが作 り出したような暗く、不気味で、痛烈な感じがあるものでなくてはだめだ。ただの並の作品以上のものでなくては、ぼくの注意を長い間惹きつけることは無理だ ね。

NRAMA:  『ドラキュラ2000』で以前サン・ディエゴのコミック・コンにいらしたことはありますか?

GB: いや、これが初めてだ。

NRAMA:  どう思いますか?

GB: 実を言うと、大スクリーンのある会場にしかいなかったので、本当はわからないんだ。その後は、ずっとインタヴュー続きだったけど、会場はロック・コンサー トみたいだった。すばらしかったね。雰囲気は最高だし、興奮があるし、見せかけは無いし、残酷な人は1人もいない。みんな、こういうものに関心があって熱 愛しているからここに来るんで、大目に観てくれるし、役者としてはそういうあけっぴろげな反応を経験するほどいいことはないね。

NRAMA: あなたの映画作品とかに全部行ってくれる忠実なファンのグループを持たれたことはありますか?

GB: うん、信じるかどうか知らないけど、ぼくの名前で今いくつも大会が開かれているんだ。スコットランドでやって、ヴェガスでやったばかりで、それから次には コロラドでやる。みんな来るんだよ。ヴェガスのでは、仮面作りの集まりや、映画の上映に大きな仮装舞踏会もあったんだ。もう信じられないような献身的で忠 実なファンがいるんだ。とても感動するね。

NRAMA:  英国出身の俳優としては、多くの時代物作品をやらなくてはなりません、「300」でさえその範疇に入ります。ヘレナ・ボナム・カーターはとうとうもう時代 物はやらないと決心しました。あなたは、そのような決心はしますか?

GB: うん、そう、ぼくのこの間の映画はそうだったんだ、マリア・ベッロとピアース・ブロスナンとで、Butterfly on a Wheel という現代に設定されているス リラー・ドラマをやったところなんだ。次の作品は未来だよ。でも、時代物が好きなのと同じくらいに、いつかはそういう時がくるだろうし、もう沢山だと思う 時がくるだろうし、その時はもうじきかもしれないと思う。


「300」は来年早くに公開される
公式サイト

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