たいていの人はフランク・ミラーの『300』(この週末3月9日に公開)は男性向きの映画だと思うだろう。無意味な暴力と血のり、乱暴な戦闘場面、様式化
したヴィジュアル、がさつな言葉、さらにまだまだある。だが、かなり女性向きの所もあるのだ。数週間前にロサンジェルスで2度目の『300』の上映を観て
いるとき、回りを見回して、「わあ、随分女性がいるなあ」と思った。何が彼女たちに受けているのかを考えてみて、この短いリストを思いついた。確かに、こ
の中にはふざけているものもあるが、結局は大抵の女性が見に行ったなら楽しむのではないかと思う。その辺の女性で、夫やボーイフレンドにくっついて見に行
くかどうか迷っているなら、読み進んでいくと、気持ちが変わるだろう。
1.ジェラード・バトラー
このリストがすべて「ジェラード・バトラー」だったとしても、何千もの女性が見に行くだろう。どういうことなのかさっぱりわからないのだが、この男に女は
ぞっこんになる。とめどない女性たちがコミコンを侵略し(その全員がGB.Netの代表)、何度もただ見つめたり、バカな質問をしたりした。女性にとっ
て彼は、男にとってのアンジェリーナ・ジョリーのようなのだーーまさしく、トップブランドだ。映画の中だろうと現実の生活にだろうと(その夢がわずかな女
性に適うとしたら)、ただ彼がいるだけで興奮するのだろう。それに、ちくしょうめ、ジェリーのようなセクシーな男(そう言ったかな?)を愛する女性たち
は、絶対に『300』を見に行きたくなるだろう!
2.裸体のジェラード・バトラー
くっそ〜、そう言ったっけ? そうだ、言ったとも! 1番とは別に、まだ女性たちに『300』を見に行く気にさせていなかったとしたら、たった今その気に
さ
せたね。そして、一番面白いのは、これが男に観る気をなくさせることだ。ほんの短い1場面だが、バトラー氏は丸裸で、月の光の中にぼんやりと現われる。そ
して、映画の残りの部分では、兜とマントと股間の極く小さな当て物を身に着けているだけで、ほとんど丸裸なのだーー写真を見てみるといい。
3.権限のある女性
監督のザック・スナイダーは 女性に大きな権限を与えたことを示す、コミックブックから採ったのではない脇筋を付け加えた。一般に、スパルタの女性
は(通例)男性と同じように扱われ、大変に高い尊敬を得ていた。(レナ・ヒーディー演じる)王妃ゴルゴが言う見事な台詞が映画にある。「スパルタの女だけ
が、本物の男を産むのです」そして、男も女も等しく権限のある女性たちを巻き込む大きく喝采する場面があるが、ばらすわけにはいかない。理解するには見に
行く必要がある!
4.強力な結びつき
だれもが失恋や不倫にはうんざりしている。レオニダス王とゴルゴ王妃の結びつきは非常に強く、夫がペルシア人との戦闘に出かけ、おそらくは死ぬであろう時
にすら、2人には解きがたい関係がある。彼女は夫を支えるために何でもするだろう。このささいなことが男性にはたいしたことがないのと同じくらいに、女性
には楽しみなものかもしれない。少なくとも、1度は見てみて、レオニダスとゴルゴが共に持つ力がわかるかどうかみてみるといい。
5.8つに割れた腹筋を持つ300人のほとんど裸の男たち
幸いなことに、男としてわたしはこのスパルタ人の兵たちがペルシャ人をやっつけているのを見ている間ヨダレを流しはしなかった。戦闘を楽しんだが、それは
わたし
だけだった。女性にとっては、映画全体が目の保養だ。2時間の間、信じられないような8つに割れた腹筋を持つセクシーな男たちがろくに何も身に着けずに、
生まれ故郷のために疲れを知らずに戦っているのを見つめてしまう。まるで「狂った男たち」みたいだ(だが、男にはありがたいことに、それほど酷いものじゃ
ない)。あなたがジェラード・バトラーの大ファンでなくとも、ほかに299人から選べるんだ。
女性の方々がこの週末劇場に行くのを見たいものだ! わたしが見聞きした所からすると、これらはかなり間違いなく、素晴らしい時を保証できる。そして、あ
なたが女性でこれを読んでいるとしたら、わたしが正しいかどうか知らせて欲しい・・・!