これまでになく血腥
(なまぐさ)い映画が、来年英国の映画のスクリーンを朱けに染めることになる。「300」は2,500
年前の古代ギリシアでの戦いについてのもので、その血に塗
(まみ)れた数々の場面ですでに検閲官はハサミに手を伸ばしてい
る。
監督のザック・スナイダーは、300人のスパルタ人が26万人のペルシャ軍を撃退するために死ぬまで戦った様を語るこの映画は、いくつかの突き殺す場面を
切り取らなければ、17才未満には禁じられるだろうと考えている。「ああ、確かに血が多すぎるよ」と彼はにやりとした、
「実に刺激的な一場面は、スパルタ人が敵に対して血みどろの死体を3階建ての高さにまで積み上げた所だよ」
スコットランド人のセクシーな男ジェラード・バトラーがスパルタ王レオニダスを主演し、英国スター、レナ・ヒーディーが王妃ゴルゴを演じる。
Daily
Star newspaper (UK)
ジェラード・バトラーは、剣とサンダルの新しい超大作映画を撮るとなると、全精力を必要
としたーー主演女優のレナ・ヒーディーとのマラソン・セックスの場面のためだ。
ペイズリー生まれの俳優は、大予算のスパルタ戦争の映画「300」の準備に6ヶ月間バーベルを挙げていたのだが、彼のセックス・シーンを撮るのにどんな風
に1日半かかったかを語った。
「セックス・シーンは本当に熱かったよ」と『オペラ座の怪人』のスターは言った。「ぼくが最近撮った上品な映画からの興味をそそる門出だね」
3月に公開される映画は、レオニダス(バトラー)と彼の300人の衛兵たちがペルシャ軍からスパルタを守る様をたどっている。
フランク・ミラーのグラフィック・ノベルに基づいたこの映画は、彼のコミック・ブック『シン・シティ』を大画面に送り出したのと同じ技法を用いている。
剣と槍による攻撃の野蛮な戦闘場面が、血腥く詳細に描かれる場面がいくつかある。
33才のヒーディーは、英国テレビのドラマ作品で一番知られているが、最近『ターミネーター』シリーズの副産物であるフォックスのテレビシリーズ『サラ・
コナー年代記』に主演してくれと打診されている。