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ハイチのジェラード・バトラー:
「まだまだたくさんやることがある」
ジェラード・バトラー、ブライアン・トゥルイットとの共同寄稿
わたしは、人生のかなりの間、ろくでもない奴だった――いつでも最高の
健康的で責任ある人生を送ってきたというわけではない。しかし、態度を変えて、自分の人生と職業を正したいと思い、今やっていることをとても気に入ってい
る。この満足感と共に、他の人たちにお返ししたいという望みが強くなってきた。
去る1月、ジョージ・クルーニーが組織したホープ・フォー・ハイチのテ
レソンに参加し、米国各地や世界中から寄せられる愛と支援に圧倒された。それは素晴らしい経験だったが、さらに感動したのは、寄付してくれた方々がどれほ
どわたしに感謝し認めてくれたかということだった――その人たちが電話してきてお金を寄付してくれたというのにだ。地震から3ヶ月経った今でさえ、ハイチ
の人たちのためにしなくてはならないことがとてもたくさんある。わたしは今月非営利の「平和と正義のためのアーチスツ」と共にそこへ行く。この組織の目下
の目標は、ハイチの最貧地区に学校を建てることだ。わたしは、そこの学校を5年間支援する。現在幸いなことに、わたしは幾ばくかのお金を得ているが、学校
を丸ごと支援する必要はないのだということを知っていただきたい。
どのような貢献であれ、違いを生み出す。ハイチ支援と並んで、わたしは
長い間「キッズ・キッキング・キャンサー」(KKC)のチャリティーに関わっている。長子を白血病
で亡くした黒帯の武道家であるラビのエリメレク・ゴールドバーグが始めたKKCは、癌や癌に関連し
た病気の子供たちに、武道の訓練がもつ癒しの精神と肉体のテーマを教えている。子供たちは、リラクゼーション法、瞑想法、痛みの対処法、深い呼吸のしかた
や空手をならっている――どれも子供たちに目的意識、チームワーク、調和を与える。KKC との
仕事の一環として会った子供たちは、わたしにとって大変な刺激である。この子供たちから、与えるよりもずっと多くのものを得ている。こうした子供たち――
多くは、命のために戦っており、慢性的な痛みを抱えている――にある活力、力、純粋な喜びはすばらしいものだ。
正直なところ、わたしはお返しをするという世界には馴染みがなかったと
言わざるを得ない。それは主に演技を始めてからだ。どんどん人目につくようになって、様々な大義を支援してくれるようにともちかけられた。昔は「どうして
ぼくなんだ?」と思ったものだが、それから気がついた。重要な大義に対して支援を与えることは、知名度を上げるし、うまくいけば他の人にも支援するよう勧
めることができるのだ。わたしたちには誰でも、発言権と貢献する能力がある――経済的にであれヴォランティアであれ。
どうか、ハイチの隣人に救いの手を差し伸べ、KKC の驚くべき若者たちと手を組み、あるいはあなたの町内で何かをすることを検討していただきたい。他
の人たちとあなたの時間やお金を分かち合うことはすばらしい贈り物なのです――彼らにとっても、あなたにとっても。
トゥルイットはUSA Weeklyのライターである。