『ライフ・アンド・スタイル』誌(ドイツ)
2009年3月18日号
ハンブルグ――ジェラード・バトラーは己が持っているものを全てカメラに提供する――要請があればストリップだってする。だが、『ライフ&スタイル』誌と
の独占インタヴューでは、繊細な面ものぞかせた。映画で、この俳優が時には思いにふけり、時には目に涙を浮かべるのを見ることができる。「あの涙は本
物だよ。『Dear
フランキー』のような物語では、どうしようもなく悲しくなるんだ。ぼくは、ほろ苦い悲しみに溶けてしまうんだよ・・・」ジェラード・バトラーは『ライフ&
スタイル』で告白している。
映画の中で、彼はしばしば肌を露出している。新作『ロックンローラ』でも同様だ。けれども、「服を着たままでいられるんだったら、喜んでそうするよ。生
憎、脚本にあったんでね・・・」と俳優は説明する。自分が素っ裸になっているのを見ること程セクシーではないものは他にないと彼は言う。「時々人が『あれ
は本当にセクシーだった』って言うんだ。そこで、自問するんだよ。『この人たちは目が見えていないのか?』ってね」
しかし、彼には少しばかり下品な所もある。「ぼくはものすごく下品なんだ。だから『ロックンローラ』の撮影チームにぴたっとはまるんだ(・・・)。ぼく
たちは、撮影中はいつも下劣な冗談をたくさん飛ばしていたよ」とバトラーは言う。
だが、39歳の俳優は、大変に繊細でもある。「成功は幸せにしてくれるかもしれない――でも、愛とか素晴らしい人間関係が幸せにしてくれる程ではないね」
彼は確信している。時間と努力を要する濃密な人間関係を持っていたら、彼はここまでにはなっていなかっただろう。「ぼくはいつだって鳥のように自由だ。そ
して、仕事が第一なんだよ」
(以上、リード部分の英訳はMarion とKerstin
のお陰です。)
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(以下は記事の全英訳。GBGF のBlueye のお陰です)
「そ
うさ、ぼくは下品なやつさ」
セクシー・シンボル、ジェラード・バトラー(39歳)は全てを与え、要求があればスト
リップだってする! だが、時には本物の涙をこぼす繊細な魂をその内
に秘めている。
L & S:
最新作『ロックンローラ』では『300』でやったように、ずいぶんと肌を見せていますね。『P.S.
アイラヴユー』ではストリップまでやりました! あなたが好きになって来た儀式になっているのですか?
GB(爆笑して):
いいかい、映画の中で服を着けていられるんだったら、むしろそうするよ。生憎、脚本にそうあったんだ。だから、ストリップをしなくちゃ
いけないとなったら、少なくとも見た目が良くなくてはならないよ。
L & S: 友人たちはこうした場面にどう反応しますか?
GB:時には実際に
「あれはなかなかセクシーだった」って耳にする。それほど耳に入って来る訳じゃないけど、そういうこともあるんだよ(笑い)! するとぼ
くは、みんなは目が見えていないのか?!って自問するんだ。銀幕で自分が裸になっているのを見ること程セクシーじゃないものはないけどね。
L & S: いやいや。あなたには下品な所はありますか?
GB:ああ、認める
よ。ぼくは下品な男で、それで『ロックンローラ』の映画のチームにぴたっとはまったのさ。ぼくたちは、みんな下品な連中だった! 撮影中
は、いつも卑猥な冗談を飛ばしていたよ。
L & S:
普通はあなたはちゃんとしていますけどね――インテリア・アレンジメントの素晴らしい才能があるとのことですが・・・。
GB:その通り!
ニュー・ヨークのフラットを改装したばかりで、インテリア・デザインをやって、全部自分でしたんだ。
L & S:
男が改装する時は、普通は女性が関わっていますが、ちがいます?
GB:ぼくに関して
は違うね! ぼくの内装はとても褒められた。だれもぼくにそんなことができるとは思っていないみたいだ。でも、料理の腕については、本当
にがっくりだ。
L & S: あなたのスタイルを教えていただけますか?
GB:簡単だよ――
むき出しの壁と素晴らしい家具だ!
L & S: それは副業としての可能性がありそうですね。
GB:そうは思わな
いけど、少なくともだれももうぼくを見たいと思わなくなった時には、美しいフラットに隠れることができるね。
L & S:
もうじき40歳ですね。あなたの美しいフラットに腰を下ろして、時々それに伴う家族のことを想像したりしませんか?
GB:本当に子供を
欲しいと思うけど、子供のいない40歳はぼくだけって訳じゃない。時間や労力を必要とする地道な関係があったら、多分ここまでに
はなっていなかっただろう。ぼくはいつだって鳥のように自由で、一生懸命に仕事をするというのが常に最優先なのさ。
L & S: でも、キャリアがあなたを幸せにしてくれますか?
GB:成功は幸せに
してくれるけど、愛や素晴らしい人間関係が幸せにしてくれる程ではないね。多分家族がいたらもっと幸せだろう。時々そういう慰めや精神的
な安定があったらと思うよ!
L & S:
あなたは今とても情緒的なようですね――映画では、しばしば目に涙を浮かべていますが・・・。
GB:あの涙は本物
だよ。『Dear
フランキー』みたいな物語はどうしょうもなく物悲しくなってしまうんだ。文字通り、ほろ苦い悲しみに溶けてしまう・・・。
L & S:
あなたをどうしようもなく恋に落ちさせるには、女はどうしたらいいのでしょう?
GB:ぼくは実際、
好みとか理想はないよ。問題は、ぼくが女性はみんな大好きだってことだ。銘々それぞれにね!
L & S:
あなたとは全く何も関わりたくない女性と恋に落ちたことはありますか?
GB:ああ、ある
よ。若い頃は、女性に関してはあんまりうまくいかなくて、本当に正反対だったんだよ! でも、それがいつだってぼくの一番の大問題なんだ。
障害が大きければ大きい程、その女性を欲しくなる。彼女がぼくを望んだとたんに、もう欲しくなくなるんだ(笑い)。 ひどいもんだろ?
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ジェラードに欠かせないものは:
…スコットランド:「山に立つと、歴史を感じるよ! そして、人は温かくて、素晴らしいユーモアのセンスがある」
…
彼のパグ:「2006年の春にロリータを手に入れた。可愛いだろ?」
…
セルティック・グラスゴー:「ぼくのサッカー・チームさ! できる限りスタジアムに行って彼らを見るよ」
…
ロンドン:「ほんとうにとてもロンドンが好きだ。とくに、トレンディなノッティング・ヒルはね」
…
ママのマーガレット:「ママはしばしば映画のプレミアでぼくに付き添うんだ。ついにぼくがスコットランドのキルトを身に着けるのを待ちきれないでいる
よ!」[『バーンズ』のことでしょうね。]
…
新作『ロックンローラ』では、タフ・ガイを演じている。実生活ではまるで違う。「ぼくは心から本物のロマンチストなんだよ」