ザ・サンデイ・タイムズより
バトラー、バーンズの映画に 主演
スコットランドの名士の生涯に基づく長く待ち望まれていた映画が今年撮影を始める
スチュアート・マクドナルド
スコットランド人の俳優ジェラード・バトラー主演のロバート・バーンズの伝記が今年スコットランドで撮影を始 める。
財政上の困難につきまとわれている制作費500万ポン ドの映画は、政府が後援する資金集めのキャンペーンが始まるのに引き続き撮影を始める。
グラスゴー生まれの39歳のバトラーは、『オペラ座の 怪人』『300』などを含む大ヒット作に主演して来た。脚本はグリノック生まれのアラン・シャープ で、彼はリーアム・ニーソンが主演した1995年のヒット作『ロブ・ロイ』を書いている。
フランス人の監督ヴァディム・ジーンが監督し、スコットランド人の俳優ジェイムズ・コスモが製作する映画は、 エジンバラとバーンズの生まれたエア州で撮影される。
スコティッシュ・スクリーンからの投資も含めた予算の大半はすでにちゃんとなっている。残りはこの企画に登録 した250人の「寄付者」によりまかなわれる。
1786年にバーンズの詩の有名なキルマーノック版の出版を[250人の]投資家たちが支援したのと同じやり方で、銘々がい くばくかの額をこの企画に出す。詩集の成功はバーンズが計画していたようにジャマイカに移住するよりも、スコットランドに残る方が良いと確信させた。
スコットランド首相アレックス・サーモンドが、5月のエジンバラ城での資金集めを助けるディナーを主催する。
『バーンズ』と題された映画は、1930年代以来初の 詩人の大画面での伝記作品となる。これは彼の妻ジーン・アーマーとの、そしてクラリンダとしても知られるエジンバラ社交界の女主人アグネス・マクルホーズ との恋愛に焦点を当てる。
「ロバート・バーンズはスコットランドの名士と正当にみなされている」とサーモンドは述べた。
「特に今年は彼の生誕250年をしるし、スコットラン ド・ホームカミング年を通して彼の希有な才能を祝うので、もしバーンズが現代の映画で不朽のものとされたなら素晴らしいことだろう」