Gamerflicks
2007 年9月2日 2:12AM

ニュー・メキシコで『ゲーム』始まる、MMOの側面は脱落か?

ジェ ラード・バトラーの新作映画『ゲーム』がいつどこで撮影開始か詳細が明らかになった。先週ニュー・メキシコ州知事ビル・リチャードソンが発表した所による と、このSFアクション映画は11月5日に撮影を開始しアルバカーキ周辺で撮影される。制作は55日間続き、2008年2月8日に終了予定である。知事 によると、ニューメキシコでの映画撮影の期間におよそ180人が『ゲーム』の制作で雇用され、屋内のセットはアルバカーキ・スタジオに建設される。

Gamerflicks では、ヴィデオ・ゲームを思わせる当初の映画のストーリーラインは放棄されたという新しい情報をも発掘した。去る5月にこの映画が初めて発表された時、バ トラーのキャラクターは、「スレイヤーズ」という大規模な多人数オンライン(MMO)ゲームで一番名の通ったプレーヤーでケイブルと呼ばれる未来のゲー マーだった。デジタル・ゲームの設定にくわえ、「スレイヤーズ」はゲーマーたちがその行動をコントロールする手段を与えられた現実の人々を使うにつれて 現実世界の一面をも組み込んでいく。これらの市民は、プレイヤーがコントロールする駒や歩(ふ)のようなものとして使わ れ、ゲームを進めて行くと、現実世 界での大規模な死や暴力になるというものだった。ついにケイブルはゲーム・メーカーに反逆し、システムをダウンさせようと決意する。

新たな設定では、バトラーのキャラクターの名前はジョン・ティルマンに変 更され、ケイブルが「スレイヤーズ」にいそいそと参加するのに対し、ティルマンは元軍人で、陥れられて終身刑を宣告された。ティルマンが自由を再び得る唯 一の希望は、囚人を毎日互いに命を懸けて戦わせる2018年の毎週のテレビ番組「ゲーム」で勝利することである。軍隊での訓練と肉体的状況が良好なお陰 で、ティルマンは「ゲーム」のスター・プレーヤーになり、どんどんとランクを上げ、何百万というファンの注目を浴びるようになる。自由を勝ち得られそうだ という希望をもってティルマンが「ゲーム」を行なっていてさえ、「ゲーム」の陰には彼を二度と生きては出すまいとする勢力があるということを彼は知らな かった。ここにはもうMMOの設定もゲームのプレーヤーの駒として動くマインド・コントロールされた市民もいない。実際、『ゲーム』の新たな粗筋はMMO ヴィデオ・ゲーム・シナリオよりも、1987年の映画『バトルランナー』や『サバイバー』のような現実のテレビ番組との共通点が多い。

さらに MMOのテーマが『ゲーム』からすっかり削除されたという裏付けが、アルバカーキ・ジャーナル紙にあった。先週の金曜にその新聞に出た話では、2人の 『ゲーム』の脚本家の1人であるブライアン・テイラーが、次のように語った。「コントロールに関することが盛りだくさんだ。それは、不当に投獄され妻と娘 たちの元に戻る必要がある男の5分後の未来に設定されている」ジャーナル紙の記事には大規模多人数オンラインゲームの設定は全く触れられていない。

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