Ladies Home Journal
2008年4月号

Ladie's Man
ケイト・メイヤーズ

す ばらしきスコットランド人!
スパルタ人の王を 演じるにしても、恐れを知らぬ父(今月公開の『ニムの島」でジョデイー・フォースターと共演)を演じるにしても、ジェラード・バトラーは観客をとろかす

ジェラード・バトラーは解雇通知を受け取ったとき、一人前の弁護士になるまであとほんの数日だった。「ある点では良かったね」と38歳のスコットランド人 の俳優は言うが、グラスゴー大学を優等で卒業している。「ぼくが働いていた法律事務所は、法律はぼくが本当に望んでいることじゃないとわかったんだ」明ら かに、バトラーにもわかった。翌日彼はロンドンに行き、そこでじきにシェイクスピアの古典『コリオレイナス』での役を得た。その魅惑的な灰青色の眼と甘い 魅力で、つい最近の『P.S. アイ・ラヴ・ユー』で演じた亡くなった夫のようにキャラクターが死んでいる時でさえも、バトラーは熱い。今月は、独身のバトラーは、ジョディ・ フォスターのファミリー映画『ニムの島』で、父親として冒険家として生きてもいるし元気一杯だ。

Ladies Home Journal:ジョディ・フォスター と仕事をするのはいかがでした?

ジェラード・バトラー:彼 女ほどすばらしい振る舞いをする人はいないね。ぼくはあの映画をやるために交渉中で、あまりうまくいっていなかった。彼女が電話して来て、どれほどぼくに 出て欲しいかと言っ てくれた。ジョディ・フォスターが「ぼく」に電話してくれたこと でとても光栄だった。テーブルに飛び乗ったよ。

LHJ:『ニムの島』は児童書を基にしています。子供の頃に影響を受 けたお気に入りの本はありますか?

GB:[J.R.R. トールキンの]『ホビット』だ。ぼくがやってき た映画の多くはある程度ファンタジーの要素があるーーまさにぼくが子供の頃に魅了されたことだよ。

LHJ:昨年の夏のヒット作『300』のために8ヶ月間トレーニング しました。一番犠牲を払ったことはなんですか?

GB:ぼくのひどい 食事だ ね。あの映画が終わると、レストランに行って「脂肪分たっぷりのビッグ・チーズバーガーとフライドポテトとアップル・パイとアイスクリームを持って来てく れ」って言うのは素晴らしかったよーーそのすごくおいしいものが全部だめだったんだ。

LHJ:あなたは、フン族のアッチラ、ドラキュラ、戦士王を演じてき ました。あなたは荒々しい男ですか?

GB:ぼくの中には たくさんの炎がある。それはケルト的なものだ、その情熱はね。でも、ほとんどの時はぼくは暢気だ。それに繊細な面もある。バスの中でお年寄りの女性が坐る のを助けたり、別の車が故障していたら車を寄せて止まってあげる人間だ。ぼくはとても穏やかなんだよ。


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