ロサンジェルス・タイムズ
2008 年7月25日午前11時21分

コミコン:ジェラード・バトラーはサングラスを見つけられない

「この場所は気違いじみているね、でも大好きさ」

ジェラード・バトラーは、ガイ・リッチーの近作映画 "RocknRolla" のパネルの後、サン・ディエゴ・コンヴェンション・センターのバルコニーで青い傘の下に腰を下ろしていた。「ポスターにサインをしていて、腕時計が引っか かるんで外して、足の間に置いていて、それから歩いて行ってしまったんだ。今は誰かがサングラスを盗んだと思っているよ」

バトラーは笑った。彼は、コミコンから何かを得た後、何かを残して行く余裕がある。「『300』でここに来た時、砂漠からまっすぐに来たんだ。33日間続 けて撮影をしていた――[砂漠で40日間の試練に耐えた]キ リストに1週間足りないよね――そして、あれはまったくの剣戟だったから、6,800人だかそこらのいる部屋に入って来るっていうのはすごく超現実的だっ たし、あれがあんな風になるとは思いもしなかった。レセプションは信じられなかったね。このイヴェントはすごい足がかりだったし、『300』はそれを人々 に示す部分だった。あのパネルの後は、世界中で大騒ぎだったよ」

バトラーは今年も参加すると最初に言われた時、びっくりしたと言う。「これはコミコンが気にかけるような映画だとは思っていなかったんだけど、随分変わっ たんだね。スーパーヒーローとかがいない映画のための部屋が今じゃあるんだ」"RocknRolla" は、監督の画期的なプロジェクトであった『スナッチ』や『ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルス』に立ち返る、辛辣なロンドンの犯罪を舞台設 定にしている。「ガイ・リッチーの映画に出るのは素晴らしいよ。とても男性的で、愉快で、スマートで、無分別なんだ」と、バトラーは言う。バトラーの腕時 計とサングラスは彼が置いた所にあって、無事に戻って来たことが明らかになった。スコットランド人は満面の笑みを浮かべた。「見たかい? この場所はすご いよ!」

ジェフ・ブチャー記

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