★受験や勉強に関するよくある悩み・相談とその回答★
今までの受験指導経験をもとによくある「受験」や「勉強」に関する悩みや相談にお答えします。
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<やる気にさせる やる気を引き出す勉強法>
Q.5 |
勉強に対して「やる気」がありません。どうすれば良いでしょうか?
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A.5 |
お子さんが勉強に対してやる気がないという悩みをお持ちの方は多いと思います。
一般的に人が何かに「やる気」を起こすのはどういうときでしょうか?
まずは「興味があるとき」です。
楽しくなければやる気はおきません。ですから勉強も楽しくできるのが一番良いのです。どうしても中学受験の勉強というとやりたくないのに強制させられて嫌々ながらやるという人が多いのですが、嫌々ばがらやった勉強は身につきません。たとえその時は理解したり、覚えたりしたとしてもすぐに忘れてしまいます。勉強に興味をもたせるのは至難の業ですが、小学校低学年のときにいろいろなことに触れさせたり、体験させるのが効果的だと思います。そういった中で、例えば算数で言えば「勉強の本質的な楽しさ」や「パズル・ゲーム的な楽しさ」を感じることができるようになると思います。
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次に勉強にやる気をもつのは「やり方が分かったとき」です。
例えば、算数の問題で「文章題」が大嫌いだった子どもも速さの問題なんかの解法が分かり1問解けたりすると、そこから急にやる気が沸いてきて一気に問題を解いてしまうということがよくあります。「問題の解き方が分からないから勉強をやらない・やる気がおきない」というお子さんは非常に多くいます。その時は親御さんが教えてあげるか、塾の先生に補習をお願いしましょう。
やり方が分かるようになると小テストの得点が上がってきたり、模試の成績が良くなってきます。
次に大事なことは「褒める」ことです。最初は「小学校の計算テストで100点を取った」とか「漢字テストが100点だった」というような些細なことでも構いませんのでお子さんを褒めてあげましょう。どんな子どもも褒められればやる気はでます。特にお子さんは「親御さん」に褒められると嬉しいものです。親御さんはどうしてもお子さんの「出来ていないところ」「悪いところ」ばかりに目がいってしまい「感情的に怒る」場面も多くなりがちですが親御さんは「怒る」「叱る」のではなく「褒める」ことをしたいただきたいと思います。親御さんがお子さんにとって唯一の心の拠りどころなのですから。ただ確かにお子さんがあまりにも勉強や宿題をやっていなかったり、成績が下がってばかりの場合は「褒めて」ばかりもいられません。
次に大事なことが「叱咤激励」です。特に子どもが信頼している人に「叱咤激励」されると子どもはやる気を起こします。子どもが勉強や宿題をあまりやらないとき、たるんでいるとき、成績が下がっているときまず塾の先生に相談しましょう。もしくは「お父さん」と「お母さん」で「叱る役」と「褒める役」を分けて、例えば普段「お母さん」が褒めている場合は、タイミングを見計らって「お父さん」に一喝してもらうというのも効果的です。ただこのときの注意点は感情的に怒るのではなく、「君のためを想って、君のことを考えて叱っているんだ」ということを明確に分からせないと逆効果になる場合があります。
「叱咤激励」のポイントとして、勉強が苦手だったり嫌いな子どもにはなるべく「すごいじゃないか!!やればできるじゃないか!!次もがんばれ!!期待しているよ!!」と褒めて伸ばす、逆に勉強が得意だったり好きな子ども、負けず嫌いな子どもには「こんな点数を取っていてどうする!!上には上がいるぞ!!ただ合格するだけじゃ意味がない。一番で合格しなければダメだ!!」と叱って伸ばすのが効果的なことがよくあります。これらのことはお子さんの「性格」によって変わってきますのでお子さんの「性格」を見極めながらやっていただきたいと思います。
そして最後に重要なことが「明確な目標」がある時です。受験勉強というある意味辛い勉強を乗り越えていけるのは、「あの学校に絶対合格したい!!」というような明確な目標があるからです。ただ受験は遠い先の話なんていう場合もありますので、やはり目標は「短期目標」「中期目標」「長期目標」というように段階的に分けて設定すると良いと思います。「短期目標」は「学校の小テストで100点を取る」「宿題をきちんとやる」などです。「中期目標」は「1学期の成績を上げる」「模試の得点・偏差値を上げる」などです。そして「長期目標」は「第一志望校合格」もっと言えば「医者になる」「司法試験に合格して弁護士になる」「教員免許を取って学校の先生になる」などです。このように「明確な目標」をもち「夢が叶った自分を想像する」ことによって、「では今、自分が何をやらなければいけないのか」ということを自覚させるとともに「将来○○になりたいから、今辛いけれどがんばろう!!」というやる気を引き出していくのです。
目標設定のコツとしては「あと少しがんばれば手が届く」という目標を常に設定することです。現実と目標があまりにもかけ離れていると「どうせやっても無理だ」となって逆にやる気を削いでしまいます。小6や中3になるとさまざまな模試を受ける機会があります。第一志望校の合否判定が悪いとやる気がなくなってしまいがちですが、そんなときは自分の実力よりも少し上のレベルの学校の中から良いと思う学校を探して、その学校の合否判定を80%にすることを目標にやってみると良いでしょう。そしてその学校の合否判定が80%になったら、今度は「第一志望校」の合否判定が80%になるようにがんばるのです。このように少しずつバーを上げていけば無理なくがんばっていくことができます。
子どもの「やる気を引き出す」「やる気にさせる」「やる気を上げる」ことは非常に難しいことです。
人の気持ち・心を動かすことは並大抵の努力ではできません。
しかし、そこに「愛情」があり「熱意」が伝われば必ず人の気持ちを変えて「やる気」にさせることは可能です。
いつも心の根底には「がんばれ!!」「期待しているよ!!」という気持ちをもって温かく見守ることが大事です。
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