メモランダム♯04

フランツ・カフカ(Franz Kafka)



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 1883〜1924年。チェコ生まれのユダヤ人。小説家。

 代表作に「変身」「判決」「審判」「訴訟」「火夫」「観察」「流刑地にて」「田舎医者」「断食芸人」などがあるがあまり評価されず、ほとんどは良き理解者であった友人の小説家マックス・プロットの助力によって出版されていたらしい。

 オリジナル原稿はそのプロットがずっと秘蔵しており公開されることはなかったという。しかし、それが1988年にロンドンのサザビーズで突如オークションにかけられ、2億5千万円という高額でせり落とされて、西ドイツでようやく1990年に公開されたという。

 独特の作風は、難解とする人もいれば、逆に素晴らしいと絶賛する人もいる。ボク自身断片しか読んだことがないので、よくわからない。詳しく知りたい人は以下のサイトがお勧め。ドイツで公開されたオリジナルの生原稿から翻訳された「訴訟」の一部を読むこともできる。また、カフカ自身や作品にまつわる様々な解説もあるので、参考になるはず。

頭木弘樹さんのページ
「カフカ 生原稿からのはじめての翻訳+評価」
http://www.mars.dti.ne.jp/~p900/index.html

 また、映画では「セックスと嘘とビデオテープ(Sex, Lies and Videotape・1989)」で有名なスティーブン・ソダーバーグ監督が撮った「KAFKA/迷宮の悪夢(Kafka・1991・米)」。上記のサイトで読むことができる「訴訟」も含むカフカの世界が、かなり原作に忠実(らしい)に映像化されている。


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