メモランダム♯05

S.W.A.T.



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 Special Weapon And Tacticsの略で、直訳すれば特殊武器戦術部隊のこと。スワットと読む。Special Weapon Attack Teamという説もある。フルオート射撃も可能なサブマシンガンや、長距離射撃が可能なボルト・アクションの狙撃(スナイパー)ライフル、閃光弾、催涙弾、暗視スコープ、装甲車など、軍の特殊部隊のような装備を持ち、凶悪犯罪に対処する。多くの場合、SWATが出動すると犯人説得の段階が失敗して、突入の最終段階に進んだことになる。

 日本にも似たような組織(SAT=Special Assault Team)がありますが、日本はあくまでも交渉解決が大原則で、10数時間もの説得を続けたりしてほとんどこれで事件を解決しています。武力突入という事態はめったにありません。かつて1979年に起きた大阪・北畠の三菱銀行立てこもり事件の際、突入が実施されましたが、これが最初のSATの出動事件だそうです。ただし、1方向からだけの突入で、犯人を混乱させるためには2方向からの突入が本来のやり方ではないのか、などと批判されました。

 また、「ライフル魔のボートの乗っ取り事件」のときは警察の狙撃手によって犯人が射殺されましたが、これがSATなのかどうかは不明です。

 アメリカの場合、突入の判断が速いことが多い。つまりSWATの出番が多いことになります。


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