メモランダム♯13

葉隠

(はがくれ)


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 「武士道とは、死ぬことと見つけたり」のフレーズが有名な武士道の書『葉隠』。
 それくらいしかボクも知らないので、ちょっと調べてみましたところ……。


 『葉隠』は鍋島藩(今の佐賀県)の武士、山本常朝(やまもとじょうちょう)が出家後、対話形式で口述したものを田代陣基(たしろつらもと)がまとめたものだとか。

 山本は江戸時代中期の九州の人。1700年、二代目の藩主、光茂が逝去すると出家した。10年後、田代がそのもとを訪ね、山本との対話をおよそ7年に渡って記録したという。

 それは武士道の精神を語ったもので、全11巻にもなった。完成したのは1716年。その3年後の1719年、山本は61歳でなくなった。彼の墓は今も佐賀市内の龍雲寺にあるそうだ。

 作家の三島由紀夫が『葉隠入門』という本を出していて、これが一番わかりやすい本だという説もあるほどで、彼はジム・ジャームッシュ同様かなりの愛読者であったらしい。


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