マスキシステム(有)
携帯機器向 アンテナ開発用 小型信号発生機
小型の発信器として 業界オンリーワン商品
携帯電話やハンディTV GPS等 機器サイズが小さく アンテナとGNDのサイズが充分でない
アンテナの設計に於いては 放射電界 放射パターンの測定 又人体の影響も含むこれらの
測定にSG等から ケーブルで高周波電力を供給すると ケーブルがアンテナの一部(GND)
として作用し 本来の機器動作時のアンテナの特性や 放射エネルギーが測定出来ません
信号発生器を極力小さくし 実際の製品サイズに組込む事で 実動作状態での正確な放射電力
アンテナパターン等の測定が可能となります
( 測定誤差が有っても 極端な実害は無いのと ベストの状態との差が ハッキリしないのでので
知らずにやっておられる方の方が むしろ多いかも知れません )
誘電体アンテナ、チップアンテナ、特殊小型アンテナ等の 設計評価などには特に必需品です
又小型ゆえ 360度回転のターンテーブルでの測定もセットアップが非常に簡単です
何年も掛けて開発を繰り返し 最終的に辿り着いた形状で 200台以上の出荷実績が有り
操作、信頼性も充分との評価を頂けております
携帯機器のアンテナの基本設計手順
無線モジュールの出力が50Ω 又は外部定数により50Ωにマッチングが成されている
事を前提に説明いたします
アンテナの評価ですのでアンテナの回路以外の部品は実装されていなくとも多分大丈夫です
GNDは形状が重要ですから 使用する基板での評価が良いと思います
@ アンテナのマッチング方法
ネットワークアナライザーを使用してマッチング調整をします
モードはS11のスミスチャートとSWRを使用します
機器のGNDとなるプリント基板を使用し50Ωに合わせこみます
ケーブルでネットワークアナライザーと接続して構いません
SWRの目標は2以下、最悪でも3以下を目標にします
A 放射効率の測定
A.@の状態で アンテナと機器を決めた距離での電界強度を測定します
機器を回転させて放射パターンを取っておいても構いません
B.本機を機器に組込み信号源にして同じ測定をして比較します
測定結果が全く同じであれば良く調整されていると判断出来ます
レベルが下がる様であればGNDが小さいとか、マッチングが
ケーブルの時とは異なっていると考えられます
マッチングそのものの再検討が必要と成ります
B 放射パターンの測定
マッチングに問題が無くても 放射パターンは アンテナと基板のGND
との関係で決まりますので 相当異なって来ると思われます
* AとBの調整を繰り返す事で放射効率、放射パターンを希望する
レベルに近くなる様 調整します
付き合いのある某無線メーカーにはこのアンテナ調整専門の担当者が
何人も居て1年中アンテナ特性の測定や改善を行なっています
それ位時間を掛けて検討しないと携帯機器のアンテナの調整は
うまく行かないと云う事と理解してください
* コンサル業務
基板上のアンテナがマッチングが取れているかや配線方法、配置方法など
豊富なノウハウを基に携帯無線機器やアンテナ組込み機器の設計の
アドバイスや評価もお引き受け出来ます
御相談下さい
基本スペック
周波数 10 〜 6000 MHz 中の指定周波数
〃 可変範囲 3GHz以下 Fo ± 2〜5%
3GHz以上 Fo ± 1〜3%
〃 安定度 ±0.1% 以下 ( 10℃ 〜 40℃ )
同一温度安定度 ±0.01% 以下
出力レベル −7dBm ±4dB ( 出力端 6dB固定ATT内蔵 )
同一周波数レベル安定度 ± 0.3dB
筐体サイズ 箱型樹脂ケース 25(W) X 25(D) X 7(H) o
( *除 SMAコネクタ ビス )
使用電池 CR2025 (3V) X1
連続使用時間 3G以下 3〜6時間
3G以上 2〜4時間
特徴
@ 周波数微調整VR POWスイッチ 電源LED(電池消耗輝度対応)
A RF部独立室 及び壁面メッキによる完全シールド
B CR2025電池の使用により 低ランニングコスト
C ワンタッチでの 電池脱着
D 簡易温度補償 自励発振ながら 手で触ってもさほど周波数変動しません
価格と納期
価格
3GHz 以下 40000円
3GHz 〜 4GHz 45000円
4GHz 〜 5GHz 50000円
5GHz 〜 6GHz 60000円
希望される周波数で受注してから作成しますので 1〜2週間の納期が必要です