XBeeは 設定により色々な使い方が可能です
@ 一番簡単な使い方は 2つのXBeeだけで(マイコン,PC不要) 8つのピンに接続した
スイッチの状態を相手XBeeの同一端子に再現できます
通信はそれぞれのピンの動作をデジタルのセンサーか出力に設定出来ます
2つのXBeeの各ピンを片方をセンサー 片方を出力にすることで機能します
8CHのリモコンが方向を自由にマイコン無しで実現出来ると言う事です
ON/OFFの判定であれば スイッチやセンサーから直接接続して無線で送れます
A その内の4CHはON/OFFだけでなく アナログでの設定も可能です
センサーにしたピンに対応した 相手のXBeeの同じピンに同じ電圧が
出力されます
この2つの機能だけでも 実用的な機器が充分作れますよね
XBeeの設定も少し勉強するだけで直ぐ出来ます
B 上の方法で送られて来たデータをシリアルデータでマイコン等に送る事も
出来ますので処理が必要な使い方も簡単です
動作確認実験
送信用XBee と 受信用XBee だけで動作しました
左のスイッチを押すと それに対応した 右のLEDが点灯します
同時に押しても もちろん動作します
通信距離は 屋外で 40m〜90m 室内でXBee同士が見えていれば 20〜30m
程度は届きます
C 有線でシリアル通信している機器を いきなり無線化するのも簡単に出来ます
RS232Cなどは それぞれを 送信/受信端子につなぐだけで動かせます
Xbeeとの接続は VCC、GND、TX、RX のみです
D USART搭載のワンチップマイコンとは 2本の接続だけで無線制御出来ますので
新規のデータ収集端末や 制御端末の設計は無線をあまり意識しなくて
実現可能です
Xbeeとマイコンとの接続は TX、RX のみです (それぞれ 電源とGNDは必要 )
実用化サンプル
物流倉庫用 荷積ポート指示装置
7セグ表示子機 8文字X2行 LCD表示子機
XBeeの種類
@ シリーズ1 XBee チップアンテナ
XBee ホイップアンテナ
XBee 外部アンテナ
XBee-PRO チップアンテナ
XBee-PRO ホイップアンテナ
XBee-PRO 外部アンテナ
@ シリーズ2 XBee チップアンテナ
XBee ホイップアンテナ
XBee 外部アンテナ
XBee-PRO チップアンテナ
XBee-PRO ホイップアンテナ
XBee-PRO 外部アンテナ
XBeeとXBee−PROの違いは
XBeeの送信電力が +2dBm XBee−PROが+10dBm 受信感度もXBee−PROが
勝っています (つまり 高価ですがXBee−PROの方が通信距離が長いということです
うまく設置すれば 1Km以上も期待できます
各シリーズ同士はどの組み合わせでも通信出来ますが シリーズ1とシリーズ2間の
通信は出来ません
シリーズ1は メーカー独自の通信方式で 独自のメッシュ網など構築出来ます
シリーズ2はZigbee準拠の製品で他社のZigbeeモジュールとも通信可能です
ハードの違いだけでなく 設定用のファームウエアもたくさん用意されています
覚えるのは大変ですが設定を変えるだけでXBeeを目的に合わせて使えるようにします
代表的設定は
@ 親機
A 子機
B 中継機
C センサー端末
などです
設定
設定は メーカーが提供している フリーソフト X−CTU で行ないます
参考サイト
ドライバー
各種センサー
@ 温度センサー
A 照度センサー
B 加速度センサー
C 傾斜センサー
D 圧力センサー
E 気圧センサー
F 回転センサー
G 動体感知センサー
H 距離センサー
等々と接続し無線で情報が送れます
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