歌舞伎着物レクチャー&ワークショップ◆2004年6月

演算するからだ展◆ 2004年10月

第1回方法マシン定期公演◆2004年12月

歌舞伎着物レクチャー&ワークショップ

2004年6月20日〜27日
主催:Ige Lamos Design Studio、フィリピン大学国際研究センター、Sinag Arts Foundation
会場:AIM Cinference Center、フィリピン大学Vargas Museum、Sinag Arts Studio
講師:松本實(歌舞伎衣裳専門家/ウェスト企画)

 

●●●フィリピン・マニラの文化NPO、Sinag Arts Foundationの企画による、歌舞伎着物を紹介するレクチャー&ワークショップ。市川猿之助の衣裳を長年担当した松本實氏を迎えた。レクチャーでは、歌舞伎から一般の着物にいたる衣裳の歴史の講義、着付の実演。シナーグ・アーツ・スタジオでは3日間にわたって着付を含めたワークショップを開催。最終日には、巨大ショッピングモールの特設会場にて着物ショーを催し、500人を超える観衆の前で、フィリピン人がフィリピン人モデルに歌舞伎衣裳を着付けるという、なんともユニークな国際交流の場となった。豪華な藤娘の早変わりや、目の前で手早く結ばれる帯など、観衆のどよめきは絶えることがなく、地元メディアでも大きくとりあげられた。ナヤ・コレクティブは、日本でのコーディネイトを担当。
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第11回神奈川国際芸術フェスティバル コンテンポラリー・アーツ・シリーズ

dance today 12 演算するからだ展

2004年10月16日、17日
主催:神奈川芸術文化財団
会場:神奈川県民ホール小ホール
監修:三輪眞弘
作家:足立智美、トム・ジョンソン、鈴木悦久、中ザワヒデキ、松井茂、三輪眞弘、安野太郎
出演:方法マシン、鈴木悦久、蛯名優美、西川和佳奈、細川ひとみ、夏田昌和、中ザワヒデキ、ヴァリンダ、吉岡洋 他

●●●ダンスの「コンテンポラリー・アーツ・シリーズ」が、ダンスから少し離れて、始源的な詩、音楽、絵画の表現を身体を通じて解釈する作品をとりあげた異色のイベント。方法マシンが記念すべきデビューを飾った。ロビーでは、各作品のシュミレーションソフトや立体楽譜を展示。ナヤ・コレクティブは、制作進行を担当。(写真:宮本朗)


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第1回方法マシン定期公演 〜イルミネーション仕様〜

関連イベント『マシンが街にやってくる』

2004年12月5日
主催:方法マシン
会場:SCAI THE BATHHOUSE(東京・谷中)
演目:足立智美「方法音楽第8番c」
   三輪眞弘「無限旋律生成術」「またりさま」
   松井茂「純粋詩」
   トム・ジョンソン「Counting Duets」
   中ザワヒデキ「回路」(展示)

●●●方法マシン初の主催公演。10月の神奈川県民ホールでの上演演目へのアプローチを、さらに過激に追求する内容となる。加えて、全演目にわたって「イルミネーション」というモチーフを与え、発光ダイオードによる点滅ギアを身にまとってのパフォーマンスを展開。また「またりさま」では、観客をまじえたワークショップ方式を採用。演奏方法の詳しいレクチャーに、120人の観客が右手、左手を動かし参加する光景が見られた。また中ザワヒデキの2002年の美術作品「回路」が、方法マシンの手によって新たに制作・展示されたことは、美術作品へのアプローチとして新しい問題を提起することとなる。
 会場は、日本の現代美術ギャラリーを代表する谷中スカイザバスハウス。 また関連イベント『マシンが街にやってくる』と題して、当日の午後に屋外パフォーマンスを敢行。上野恩賜公園から会場までの公道にて、中ザワヒデキ「方法舞踊」を上演、また上野恩賜公園内広場で三輪眞弘「津田式」を上演。多くの通行人と鳩の目を集めた。 ナヤ・コレクティブは、制作を担当。(写真:井村一巴)