私のオーディオ趣味−真空管アンプ               

 オーディオの楽しみ方は人それぞれだ。音楽が聴こえてさえいればいいという人もいれば、音の細部にまでとことんこだわり、追求してやまない人もいる。再生装置もあてがいぶちで満足する人、取っ換え引っ換え常にいじりまわしている人、自作までしてしまう人などなど。

 その自作派にしても、スピーカーありアンプありだし、アンプのなかでも半導体派、真空管派、そして古典回路や珍回路から最新技術の追求まで、感覚派にデータ重視派とこれまた様々だ。人それぞれだからこそ、奥が深いからこそ趣味といえるのであろう。

 私はといえば、生演奏会に年間40回くらいは足を運ぶ音楽好き。そしてオーディオでは、イイカゲン装置でBGMを流している翌日には重箱の隅をつついていたり、真空管アンプの製作にいそしんでいたりであるし、録音のDATも手離せない。再生のシカケもSACD、DVD−Aに5.1サラウンド、そして半導体アンプから、もちろん真空管アンプ、LPもSPもだし、SP再生には蓄音器も欠かせない。

 蓄音器によるSP再生の臨場感は抜群で、これをなんとか電気再生で再現できないものかと試みるが、今のところ成功の目処は立っていない。一方でパソコンに取り込んで、ノイズを除くなどよりきれいな音に修正することでは、ある程度の成果はあがってはいるのだが。SPレコードについては「ヨハン・シュトラウスのSPレコード」のページ参照。

 こうして書くとハチャメチャ、なにを目指しているのかとお叱りを受けそうだが、趣味は広いほど面白いと考えているのだから仕方がない。せっかく生きているのだからあれもこれもで、オーディオに止まらず、ヒコーキの操縦にチャレンジしたこともあるし、鉄道写真の撮影旅行には今もかなり入れあげている(「ヨーロッパの鉄道」のページ参照)。

 いろいろある中で、ここは真空管アンプについての薀蓄室である。

 とはいうものの、実を言えばまだ御託を並べるだけの内容ではない。取りあえずはこの趣味の原点である“ラジオ”についてまとめた、「無線と実験」誌198810月号の記事、その他である。300本を超える、書きなぐった雑誌記事のリスト(古いものは抜粋)には我ながらあきれる。請うご容赦、ご批判。

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