DSMP博物館

DELTA SOFT Multimedia Player Version 1.00 公開年月日 1997/12/31

 DSMPはWindowsに標準で添付されるメディアプレーヤーよりも高機能なものを目指して開発された。
 おそらく、これは間違いないだろう。

 それは複数の曲を一括指定して演奏できるプレイリストや演奏しながら歌詞を表示することが出来たという点ではっきりと判る。

 特に歌詞の表示ということについては以前に作者のDELTA SOFTさんがUser's BBSでDSMPの開発目的の一つだったというような発言をしていたように記憶している。

これが一番最初のDSMPを起動した直後のデザイン。

当時はデザインという概念が無かったため、この姿しかなかったのだが、今のものよりずっとシンプルで、ポジションインジケータが今のものとは全く違う。
当時のDSMPではスペアナの表示がなかった。

それはDSMPが曲を演奏しながら歌詞を表示する目的が主だったことを意味しているのではないだろうか。
Version 1.00のプロパティ画面。

今に比べれば少ないとはいえ、かなり多くのサウンドフォーマットに対応している。

Codecさえあればなんでも対応が出来る方式なのでこの画面にある「関連付け」には表示されていないMP3もこのバージョンで演奏できる。

録音に関するプロパティが無いが、このバージョンでは、まだ録音機能が無かったためである。
今でこそDSMP1つでほとんどのことをこなせるが、このバージョンは本当に
マルチメディアプレイヤー
だったのである。

当時ヘルプファイルは今のようなコンパイル済みHTMLファイルと呼ばれるものではなかった。
まだWindows95の時代だったため、そのタイプのヘルプファイルを表示するには
Internet Explorer 4.0を導入しなければならなかった。

もどる