へたれギター弾きの作り方



第2楽章   爪を切る


何とかチューニング(音合わせ)も終了し, さあ,弾いて弾いて弾きまくってやるぞ!!とギターを抱えたのはいいんですが, ここでぱったり動きが止まってしまいました.
指遣いを完全に忘れていたんです.
それまでは,勝手に「昔さんざん弾いていたんだから,身体が覚えているはず」と思いこんでいたんですが, 20年たったら見事に記憶が消え去っていました.

ギターを抱えたまましばらく呆然としていたんですが, こんなところで固まっていても仕方ないので, 「たぶんこのあたりが『ド』の音のはず...」というあやふやな記憶をたどりながら, 何とか弾き始めました.
ところが,左手で力一杯弦を押さえているはずなのに,なかなかきれいな音がしません. 握力落ちてるのかな...?などと考えていたんですが, そのうち,指の爪が長くてちゃんと弦を押さえられないことに気がつきました.
現役でバリバリ弾いていた頃はしょっちゅう爪を切っていたんですが, それすら忘れていたんですね.
ああ,情けない.

手の平側から見ると,指の先から爪が2mmほど伸びていたんですが, これが完全に見えなくなるくらいまで切りました. ほとんど深爪状態で,人差し指なんか思わず肉まで切っちゃいましたよ. いっとぅわ〜い!!(本人は「痛い」と言っています)



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