へたれギター弾きの作り方



第1楽章   チューニング


栄光の(どこがだよ...)高校時代から20年以上が経過し,ただのどんくさい中年になった今, 楽譜は読めなくなってるわ,コードは忘れてるわ,指は全然動かないわで, 完全にドシロウトに逆戻りしていました.
気を取り直してギターのチューニング(音合わせ)を始めたんですが,これがまたえらい騒ぎで...

ギターといっしょに買ったチューナーを使い, 針が目盛りの真ん中に振れるように弦のテンションを上げ下げするんですが, 微妙な加減がうまくいかず,上げすぎたり下げすぎたりで, 5弦(高い方から5番目の弦で,『ラ』の音に合わせます)1本をチューニングするのに10分ぐらいかかってしまいました.
そのほかの弦も1本ずつチューナーの目盛りを見ながら合わせ終わり, よし,これでOKだと1弦と6弦を同時に鳴らしたところ,音が違うんです.

1弦(一番高い音の弦)と6弦(一番低い音の弦)は2オクターブ違う『ミ』の音なので, 同時に鳴らすと『ミ』の音がきれいに響くはずなんですが, 微妙にずれた気持ち悪ーい音がして,思わず頭痛がしてしまいました.
もう一度5弦から始めて全部チューニングし直し,最後に1弦と6弦を鳴らしたらやっぱり気持ち悪い音がします.
ギター弾く前にすでに挫折かよ...と,がっくり力が抜けてしまいました.

結局チューナーで合わせるのは5弦だけにし,その他の弦は5弦を基準に自分の耳で合わせるという, 昔自分がやっていた方法でチューニングを完了し,とりあえず頭痛がしない音にはなったんですが, 果たしてこれが正しい音なのか,いまだに怪しいです.



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