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すでにごらんになった方も多いと思いますが,今年のアカデミー賞にもノミネートされた「シービスケット」を見てきました.
以前「今月の名馬」でもシービスケットを紹介しましたが(記事はこちら),
実際に見てみると事実に忠実に作られたドキュメンタリー映画のようでした.
まず,主人公の騎手レッド・ポラード(本物)がトビー・マグワイアによく似ているんです.
ぼーっとした印象の薄い顔で,ハリウッドスターとは思えない地味な顔立ちの
(ファンの人ごめんなさい)トビー・マグワイアの雰囲気はぴったりだなと思いました.
War Admiral(ウォーアドミラル)とのマッチレースで Seabiscuit に騎乗した“アイスマン”・ウルフ役のゲイリー・スティーヴンス
(この人,現役バリバリの本物の騎手です.1991年のジャパンCではゴールデンフェザントで優勝しています.)も,
実在のウルフ騎手にそっくりで,もしかして顔が似ているから抜擢されたの?と思ったくらいです.
マッチレースも映画と同じように,スタートから先行していた Seabiscuit が向正面でいったん下げ,
4コーナーを回ったところで猛然とスパート,War Admiral をあっという間に突き放して4馬身差で圧勝していました.
Seabiscuit の実際の映像は,オーナーのチャールズ・ハワード氏が制作したドキュメンタリーフィルムなどで見ることができます.
映画のおかげか,VHSビデオやDVDが発売されていますので,機会があったらぜひ見てくださいね.
ただし字幕なしの英語,DVDはリージョンコードが日本とは違うので,プレステ2などでは再生できませんけど.
(2004年3月)
2004.9.5 追記
2004年8月に「シービスケット」の日本版DVDが発売になりました.
映画だけでなく,「シービスケット 栄光の真実」というドキュメンタリーもDVDで出ています.
ついでにローラ・ヒレンブランドの原作も読んで,
アメリカ大恐慌時代の雰囲気にどっぷり浸ってください.