へたれ馬主日記


2005年8月29日   調教師に会う


書類をいろいろそろえているうちにあることに気づきました. 馬主登録申請書に『預託予定調教師名』を記入する欄があるんですが, 預託予定も何も,知り合いの調教師なんていません.
経歴書にも『知人馬主名とその関係』という欄があって, つまりは調教師や馬主と知り合いじゃないと馬主申請ができないということなんです.

実は友人に馬主資格を持っている人がいて,この人と競走馬を共有する話もすでについているんですが, 問題は調教師です. 友人が馬を預託している調教師を紹介してもらう手もありますが, あまり迷惑をかけるのも悪いなと思い, とりあえず地方競馬全国協会に電話してみたところ, 預託したい競馬場の調教師会に相談すれば誰か調教師を紹介してもらえるとのことだったので, 自宅からいちばん近い調教師会に電話しました.
電話に出たのは調教師会の会長さん(もちろん調教師)で, とりあえず話を聞きたいからこちらに一度いらっしゃいと言われ, 8月29日に会社を休んで(!)競馬場の隣にある調教師会事務所に行きました.

事務所は昭和40年代にタイムスリップしたかと思うようなレトロな雰囲気で, 灰色のスチール机の上には黒電話, 部屋の一角にはバカでかい(たぶん合成皮革)張りのソファに木目のテーブル, 紺色の上っ張りを着た事務の(元)おねーさんがビール会社のロゴ入りコップに麦茶を入れて出してくれるし, 軽いめまいがしてきました.
調教師さんとの面談もなんだかおかしな雰囲気で, いきなり「あなたね,馬っていくらするか知ってるの?」と質問されてしまいました. ただの競馬ファンが訳もわからず馬主になりたがっていると思われたようで, 馬の価格や預託料がどのくらいかということも知ってるし, 別の馬主と馬を共同所有する予定だということを話してやっと納得してもらえたんですが, やはりシロウトがいきなり馬主になるというのは大変です.
預託予定の調教師を会長さんにお願いし,書類を会長さんに提出することで話がまとまりました.

その後書類を持って9月1日に会長さんに再びお会いし, 「まあたぶん問題ないでしょう」ということで書類をお預けし, 審査の結果待ちということになりました.
調教師が書類を受け取ってその後何も言ってこなければ馬主登録はほぼOKという話だったんですが, それでもドキドキです.



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