私は“The Blood-Horse”というアメリカの競馬週刊誌を定期購読しているんですが，
今月紹介するのは，この雑誌のおまけとして無料で送られてきたものです．
“Stallion Register”（スタリオンレジスター）というのは，
アメリカに繋養されている種牡馬の広告を集めたもので，
Ａ４版，厚さ４ｃｍの，ほとんど電話帳みたいな本です．
ぺらぺら眺めるだけでも楽しいんですが，
古いものと比較するとさらに興味深いものがあります．
たとえば，昨年のブリーダーズＣクラシックに優勝し，
初のクラシック２連覇を果たした Tiznow（ティズナウ）の父親
Cee's Tizzy（シーズティジィ）は，
2000年度版では交配料金が5,000ドルでしたが，
2002年度版では15,000ドルと３倍になっています．
息子の活躍でお父さんの人気も高くなったんですね．
また，エルコンドルパサー の父 Kingmambo（キングマンボ）の広告を見ると，
活躍馬の筆頭にエルコンドルパサーが記載されており，
その下にもアメリカンボス，アドマイヤマンボ，マンボツイストと，
日本調教馬の名前が並んでいます．
そのほかにも，Crafty Prospector（アグネスデジタル，ストーンステッパーの父），
Broad Brush（ノボトゥルー，ブロードアピールの父）など，
活躍馬の欄に日本馬の名前が並んでいて，
こういうのを探す楽しみもあります．
なお，2002年度版でもっとも交配料金が高いのは，Storm Cat（ストームキャット）の50万ドルです．
日本円で6000万円以上，サンデーサイレンス の約２倍です．
もう笑っちゃいますね．
（２００２年１月）
